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現場訪問回数を削減することで、家づくりの品質向上に注力することが可能に

株式会社吉川住建 様

従業員規模 21〜50名
利用機能
課題
  • 工程表の作成と、修正に手間がかかっていた
  • 材料の発注を、すべて手書きのFAXでおこない、手間と時間がかかっていた
  • 1現場につき週に3回ほど現場を訪問し、移動費や労務費がかかっていた
効果
  • 工程表の作成と修正にかかる手間が効率化
  • チャット機能の活用で、情報が可視化され、資材発注を業者間で直接やりとりすることが可能に
  • 現場訪問回数が、週3回から1〜2回に減少。移動費や労務費にかかるコストを削減
  • 施主報告機能により、アフターメンテナンスに向けた、お施主様との関係性を強化

株式会社吉川住建様の紹介

愛知県岡崎市において、40年以上にわたって新築注文住宅メインの設計・建築・販売を行っている株式会社吉川住建様。自由設計の「ファイネスホーム(オリジナルブランド)」で培ったデザイン・家づくりのノウハウを基に、パナソニックが開発した地震・台風に強い「パナソニック・テクノストラクチャーの家(耐震住宅)」を中心とした家づくりを展開。「想いをカタチに」をキャッチコピーとして、マイホームで人生を豊かにできる住宅をゼロから作り上げている。地震や水害といった自然災害に強い住宅、避難所に行かなくても生活できる住宅、家族のつながりを強められる住宅づくりにより、地元地域の皆様への恩返しをしていきたいという強い考えのもと、愛知県内を網羅できるような事業展開を目指している。
そんな吉川住建様がANDPADを導入されてから2か月とまだ日は浅いが、導入に至ったきっかけや導入後の変化、さらには顧客との関わりにおけるANDPADの役割について、代表取締役である吉川祐一様にお話を伺った。

社長自らが現場にいくというスタイルに限界を感じた

ANDPAD導入のきっかけは、社長自らが全現場を巡回するのに限界を感じたためだと吉川様はいう。
「元々私は現場監督出身だったこともあり、重要な検査のタイミングで立ち会うというスタイルでした。しかし、営業エリアが拡大するにつれて、全現場を回るのが難しくなってきていました。」

ANDPADの存在については数年前から雑誌広告やCMで目にしていたこともあり、既に知っていたというが、初めてANDPADを実際に触れたときにその便利さを実感した。
「以前は他の報告アプリを使用し、PCで現場写真などをチェックしていましたがそれも限界で。現場で協力業者さんがANDPADを使っているのを見て操作させてもらったら、なんて便利なんだと驚きましたね。」

吉川様が特にANDPADが優れていると感じた点は主に2つだった。
1つ目は「以前はエクセルを使って工程表を作成していました。ある工事のスタートが後ろにずれると、他の工程を手作業で後ろにずらさなければならずとても面倒でした。しかし、ANDPADでは1つの工程をずらすと自動で他の工程も移動してくれるので、直感的に極めて自分の理想に近いシステムだと感じました。」

2つ目はチャット機能について。
「以前は材料の発注というと全て手書きのFAXで行っていました。しかし、今はANDPADで大工と納材業者が直接やり取りできます。また、現場監督が忙しく建材の発注に直接関わっていなくても、そのやり取りを後からすべてチャットで見ることができます。例えば一日出張に出ていても夜に現場の業者間の流れがチャットの履歴から追えることは大きなメリットです。」
この2点が吉川社長がANDPAD導入を決断した理由だったという。
ANDPAD以外にも導入を検討したツールが2~3社ほどあったが、実際に試してみた際の見やすさ、使いやすさがANDPAD導入の決め手となった。

現場監督が現場に行く頻度が目に見えて減っている

ANDPADを導入して最も変わったと感じるのは、現場監督が現場に行く頻度だという。
「導入前は1現場につき週に3回ほど現場に行っていたのが、週1~2回に減りました。現場への移動費や労務費が減らせたことで、会社としては現場管理経費の削減は大きなメリットです。現場監督の業務が円滑化したことで、遠方の現場に通うのは合理的ではないと気が付くことができました。」

もちろん労務費などのコストメリットだけでなく、お施主様のためにもなっているという。
「現場監督が現場に行く回数が減ったことで、本社に残っての事務作業や予算管理に時間を割くことができるようになりました。結果としてお客様に提供する住宅の品質向上にも繋がっていると感じます。」

しかし、ANDPADの導入は初めからスムーズにいったという訳ではなかったという。
「やはり、最初はとっつきにくいと感じている社員が多かったようです。そこで役員をはじめとする上層部から率先してANDPADの操作を覚えて、他の社員へと浸透させるようにしました。また中途半端に導入して使わないのは無駄だと思っているので、社員全員が積極的にANDPADを活用する方向に導いていくことが私の今後の課題だと思っています。」

社内と社外の協力業者さんとをつなぐツールとしてANDPADを積極的に活用していただいているが、導入してみると実は協力会社さんの方がANDPADになじみがある方が多かったという。
「協力業者さん50社のうち半数が、何らかの現場管理アプリを既に導入していました。その中で実際に使いやすいソフトは何かと尋ねたら、そのほとんどがANDPADと回答していました。一番の理由は工程表の見やすさでしたね。ANDPADをすでに使っている業者さんも何人かいたので、業者さん同士で操作を教えあっていることもありました。」

ANDPAD導入に際しては、これまで使ったことのない約40社の協力業者の方を対象に、業者会で導入研修を行ったという吉川様。
「今回の業者会の案内はANDPADのチャット機能を使って送りました。チャット機能は個人向けのチャットアプリともインターフェイスが似ているので、業者の方も覚えやすかったようです。とはいえ高齢の大工さんにはスマホの使い方から教える必要もあるので、これからANDPADを使える人をどんどん育てていき、社内と協力業者との連携をより深めていきたいと考えています。」


オンラインインタビューに答えてくださった舩橋様(左)と吉川様(右)

ANDPADはお客様との末長いお付き合いをするためのツール

ANDPADの活用方法として今後は、現場管理だけでなくオプション機能として取り入れた、施主報告機能で顧客とのコミュニケーションツールとして積極的に活用していきたいという。
「顧客との距離を縮めたり情報を共有するのに、ANDPADの施主報告機能は便利です。こちらからメッセージを送るとお客様からスタンプが返ってくるのですが、毎回どんなスタンプが送られてくるのか楽しみにしています。まだ、これからの機能だと思うので今後のブラッシュアップに期待しています。」
ANDPADの施主報告機能は上層部の社員全員が見ることができるので、顧客管理に関しても社内で一体感が生まれているという。

さらに今後は、住宅引き渡し後のコミュニケーションやアフターメンテナンスにもANDPADを活用していきたいと吉川社長は考えている。
「竣工図面や住宅設備機器の取扱説明書、保証書などを一括で保存して、引き渡し後のメンテナンス履歴なども一覧で見られるようにしたいですね。弊社はカギを渡したらそこでおしまいではなく、そこからお客様との新しいお付き合いが始まると考えています。顧客との末長いお付き合いのツールとして、これからもANDPADを活用していきたいです。」

吉川住建様では、コロナウイルスの影響でイベント型の集客が昨年同月比で50%以下にまで落ち込んだという。しかし、これを新しいビジネススタイル構築のチャンスだと考え、ANDPADを使った業者間の打ち合わせや、SNSによる情報の発信に積極的に取り組んでいる。
「今まではFAXなどの紙ベースに依存していたということを痛感しました。ANDPADやSNSの活用により、結果として業務の合理化に繋がりましたね。これからもコロナ禍によってもたらされる変化をポジティブにとらえていきたいと考えています。」と吉川様。
特に今後は検査機能などの新しい機能も積極的に導入して、住宅検査の徹底や情報の共有を通してお客様に最高の住宅品質を届けるようにしていきたいという。

最後に今後ANDPADに期待することについてお伺いした。
「工務店の立場に立ったより使いやすい機能を持つアプリケーションになることを期待します。顧客との初期面談からお引渡しまでの一気通貫のアプリシステムとして、引合管理や予算管理がクラウド上で出来るようにしていきたいですね。」

地元に密着し県内を網羅する事業展開を目指している株式会社吉川住建様では、引き渡し後から始まる新しい顧客との関係を大切にしている。そうした顧客管理においてもANDPADを積極活用していきたいという吉川様。
「ANDPADを使えばみんながより便利になるということを、分かってもらうまで言い続けたい」と話されていた。

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