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残業時間50%削減、顧客単価は250%アップ。業務効率化で高まる顧客ニーズに応える

大成有楽不動産販売株式会社 様

従業員規模 301〜1000名
利用機能
課題
  • 現場を回ると営業活動できないほど多忙で、長時間残業が常態化
  • 協力業者さんが写真を撮影していたが、管理が行き届いていなかった
効果
  • 付加価値の高いリフォームへシフトチェンジし、顧客単価は250%アップ
  • ANDPAD導入とともにオンライン商談なども取り入れ、残業時間を50%削減
  • 業務に余裕が生まれ、高単価案件の受注に向けて提案のクオリティを向上

大成有楽不動産販売株式会社様のご紹介

大成建設グループの一員として、不動産流通に関わる事業を総合的に展開している、大成有楽不動産販売株式会社様。「人と住まいを信頼の架け橋でつなぐ」を企業理念に掲げ、お客様の環境・事情に合わせたソリューションを提供し、生涯にわたってお客様を支えていくことを目指す企業だ。不動産売買仲介・買取、不動産賃貸管理・仲介、新築住宅販売、戸建分譲など、多彩な事業を手がけながら、2000年にはリフォーム事業もスタート。大成建設グループの技術・ノウハウを活かし、リフォームの企画・設計・施工・メンテナンスを自社一貫体制で行い、約10,000件の実績を残している。
大成有楽不動産販売様は、年々事業拡大を続けるリフォーム部門でANDPADを導入。今回は、ANDPADの利用を推進してきた、流通営業本部リフォーム事業部 部長 椿 嘉郎様に、導入のきっかけや、現在の活用方法、導入後の成果について伺った。

 

膨大な情報の一元管理でリスクを低減

不動産仲介事業を主軸とする大成有楽不動産販売様は、中古マンション・中古住宅を主に取り扱っている。物件の仲介時に、「リフォームも頼みたい」という要望は多かったが、以前は対応していなかった。しかし、初めての不動産購入で不安を抱えるお客様をワンストップでサポートしたいと、社内体制を整備。中古物件購入から実際に住まうところまで、お客様に安心を提供できる体制を整えた。
大成有楽不動産販売様のリフォーム部門では、基本的に営業が、現地調査からお客様への提案、施工管理までをトータルに担当。専任の施工管理は、大規模リフォームや難易度の高い案件に付きつつ、営業が持つ案件のチェックも行う。現在は、首都圏にある37センターを、リフォーム部門の営業担当は12~13名と、施工管理4名という少数精鋭体制でカバー。業務範囲も広く、案件数も多いため、リフォーム部門の社員は、多忙を極めていたという。

「営業は、1人3センターを受け持ち、以前は1件あたり160万円程度のリフォームを、年間60~70件程度担当していました。1件ずつ現場を回っていたら、営業活動に取り組めないほど多忙で、長時間残業が常態化していました。お客様が求めるクオリティは高くなり、就労環境もシビアにチェックされる時代です。当時は、品質を向上させながらも、社員の働き方を改善する解決策を、常に模索していました。」と椿様は語る。

そこで、大成有楽不動産販売様は、案件数を増やすのではなく、1件あたりのリフォーム単価を引き上げることに注力。2013年には、定額制リフォームの販売をはじめ、建築に詳しくない不動産仲介営業でも提案をしやすい環境を整えた。このビジネスモデルを軌道に乗せつつ、2016年にANDPADを導入した。

「施工品質の向上は当然念頭にありましたが、ANDPAD導入時は、単純に写真管理を何とか改善しなければという切羽詰まった状態でした。当時は、施工を担う協力業者さんに撮影を依頼していましたが、管理が行き届いておらず、撮影内容や保存方法にばらつきがありました。特に、水まわりの配管など、隠蔽部の写真が保存できておらず、後々トラブルになると感じました。そこで、着工前・工事中・着工後などの写真をリアルタイムで一元管理できるツールがないかと探していたところ、ANDPADのCMを目にしたんです。それで、まずは写真管理だけでもと、導入を決めました。」

施工事例

チャットルームでリアルタイムな課題解決・ノウハウ共有

ANDPAD導入から約5年。現在、大成有楽不動産販売様では、お客様からのご相談を受け、現地調査に入った段階でANDPADに案件を立ち上げ、一貫した情報管理を行っている。

「情報が錯綜している状態だと、お客様はもちろん、マンション管理組合や協力業者からの信頼も失ってしまいます。情報を一元管理し、ANDPADを見れば、常に最新情報が分かる状態にしたいと思いました。」と、椿様は語る。
しかし、導入当初、多くの協力業者は、ANDPADの利用に拒否反応を見せたという。

「まずは、比較的簡単な写真管理から利用をスタートしたのですが、職人さんたちは抵抗を感じたようですね。スマホを持っていない方もいて、最初は利用してもらうのに苦労しました。社員たちがまず活用を進めて、継続的に利用のお願いをしていきました。写真管理の次に、チャット機能を使い始めたのですが、個人で利用するコミュニケーションアプリと同様に使えて、現場の困り事もすぐに相談できると、徐々に便利さを感じてくれたようです。隠蔽部のトラブルがあった時に、ANDPADに記録した写真で原因を突き止められたことも、意識が変わるきっかけになったと思います。今はもう業務の中に、当たり前のように組み込まれています。」

また、ANDPADの機能を使い、独自の取り組みも行っている。

「リフォーム部門の全社員が参加する、『リフォームサロン』というチャットルームをANDPAD上に開設しています。質問や相談を書き込むと、誰か気づいた人がすぐにアドバイスをしています。ベテランのノウハウを新人に共有する場になっています。その他にも、代表的なリフォーム事例や特徴的な案件を集めた施工事例集をANDPADに作成し、プレゼンツールとしても活用しています。」

ANDPADでの施工事例

残業時間は50%減少、顧客単価は250%アップもさらなる生産性向上を目指す

低単価の案件を数多くこなすリフォームから、高単価で付加価値の高い案件に絞ったリフォームへ、徐々にシフトチェンジした大成有楽不動産販売様。顧客単価や案件数には、どのような変化があったのだろうか。

「案件数は以前の半分程度になりましたが、現在の顧客単価は、370万円~400万円程度と、約2.5倍になっています。ANDPADで業務効率化を進めると同時に、お客様との打ち合わせを極力土日に固めたり、オンライン商談も取り入れたりして、残業時間の削減にも努めました。結果、残業時間は以前より半減。業務に余裕が生まれたことで、高単価案件の受注に向けて、提案のクオリティを上げることができたのではないかと思います。」

リフォームに対するお客様のこだわりは年々高まっていると、椿様は実感しており、今後は、高単価案件の増加に対応するために、一層現場管理や品質管理に力を入れていく構えだ。

「営業、施工管理、協力業者が一体となって取り組まないと、質の良いリフォームはできないもの。ですから、情報共有やコミュニケーションを担うANDPADの役割は、非常に大きいですね。今後は、工程表や検査機能など、新たな機能も活用しながら、さらに生産性を高めていきたいです。講習会も随時開催しながら、ANDPADの活用度をレベルアップさせて、より良い提案・施工につなげていきたいと思います。」

お客様のお悩み・課題に合わせた
活用方法をご提案いたします。

専門のスタッフが課題に合わせて対応いたします。
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