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老舗ハウスメーカーが挑む現場管理の人材不足対策

株式会社ササキハウス 様

従業員規模 21〜50名
利用機能
課題
  • 現場管理の人材不足により、少人数でも現場管理ができる環境が必要に
  • 月に一度の工程会議で、協力会社スタッフの拘束時間が発生していた
  • 図面や資料の共有で、協力会社1件ごとにFAX送信する手間が発生していた
効果
  • ANDPAD上で工程進捗の確認ができるため、工程会議を廃止。協力会社の拘束時間を解消
  • 最新の工程表や資料の共有が、リアルタイムで可能に
  • FAX送信による情報共有にかかる手間が解消

株式会社ササキハウスのご紹介

山形市において、住宅事業を50年以上にわたり新築注文住宅から二世帯住宅、リフォーム事業を手がける老舗ハウスメーカーの株式会社ササキハウス様。山形の厳しい環境にも耐えうるよう「LVL構造材」と「外張り断熱+充填断熱+遮断シート」のトリプル断熱を取り入れ、100年先まで見据えた長期優良住宅を提案。企業スローガン「想いを、ひとつに。」を掲げ、暮らす人への想い、山形への想い、造り手としての想いをひとつに、山形で快適に暮らすための家づくりを提供されている。

ササキハウス様がANDPADを導入されたのは2020年。今回は導入をリードしてきた建築部取締役 部長である大石 幸太様と、建築部工務課 課長である田村 泰司様に、ANDPADの導入に至った経緯や、導入後の変化について伺った。


建築部工務課 課長 田村様

少ない人数でより多くの現場を管理していくためには必要だった

1967年創業以来、地元山形の木造住宅メーカーとして家づくりを行ってきたササキハウス様。ANDPADの導入を決めたきっかけは、昨今の労働人口の減少に伴う現場管理の人材不足にあった。
「近年、当社の一番の課題は現場管理の人材不足でした。募集してもなかなかいい人材が集まらない。それならば視点を変えて少人数でも現場の管理ができるよう、管理ツールの導入を検討しようと。世の中の流れとしても今がITツールを導入する絶好のタイミングなのではないかと感じていました。」と大石様は語る。

以前からANDPADの記事を目にしていたという大石様。既に取引先の協力業者からもANDPADを活用すれば「現場の管理運営を省力化できる」という情報を得ていたという。
「管理ツールを検討するにあたっては他社の管理ツールの名前も挙がりました。しかし、取引先をはじめ周りからANDPADの評判を聞くことが多く、導入後の運用を考えANDPADに決めました。」と田村様。

ANDPAD導入で会議を削減し拘束時間を減らすことができた

ANDPADを導入に向け、ササキハウス様ではどのような課題があったのだろうか。
「導入当初から取引先の業者さんがうまくANDPADを使いこなせるだろうか。とくに職人さんたちは年配の方が多いのでITツールにうまく馴染めるのだろうかという心配がありました。しかし実際は、チャット機能・報告機能などから使い慣れていき、上手く使いこなせるようになってきています。」と大石様。

ANDPADを導入して約半年が経過し、ANDPADを導入したことで得られた変化はとても大きいと感じているという。その1つが毎月行っていた工程会議の削減だ。
「導入前は1ヶ月に一度、20社ほどの業者さんに来ていただいて当社で工程会議を開いていました。その中で資料を配り、今月のスケジュールを確認していたのですが、ANDPAD上で工程表の確認ができるようになったため、工程会議を辞めたのです。当初は、顔を合わせる機会がなくなることに不安もありましたが、実際は工程会議をなくしても業務に支障をきたすことはありませんでした。結果的にそれぞれの移動時間や会議の拘束時間を減らすことができ、その分時間に余裕ができました。」と田村様。

さらにANDPADを活用することで、協力業者の間にも変化が生まれていると大石様はいう。
「これまでは協力業者間のスケジュールはすべて現場監督経由で連絡をしていましたが、導入後は工程表の共有ができるようになり、現場監督を経由せず協力業者間で連携して次の業務の準備を進められるようになったのは大きいですね。」

また、ANDPADの導入により社内のペーパーレス化にも大きく貢献できていると田村様は話す。
「これまで業者さんに図面を送るにも1件、1件FAXを使って送信していましたが、今はANDPADに資料や図面を入れておけば協力業者さん全体にデータの共有ができ、いつでも最新情報の確認ができます。現場の職人さんたちもANDPAD上で工程表の確認ができるようになったため、現場の壁に工程表を貼り出すこともなくなりましたね。また住宅設備の什器なども、今まで手書きで伝票を書いて事務員さんに注文をお願いしていたのですが、今はANDPAD上で好きな時に注文ができます。記録としてANDPADに残るため『注文した』『聞いていない』などのすれ違いもなくなりましたね。」

オンラインインタビューに応えていただいた田村様(左)と大石様(右)

管理側が現場に行けないときも現場の進捗がわかる

ANDPADを導入するにあたって管理側の業務にどのような変化があったのだろうか、お二人に聞いてみた。
「これまで現場の進捗状況を確認するには直接現場に行くか、担当者一人ひとりから聞くか2つの方法しかありませんでした。導入後は、ANDPAD上で写真や報告機能で進捗状況が把握できるようになったおかげで、すぐに全体像が把握できるようになりました。」と大石様。

「管理する側としては進捗状況がわかるのでとても安心できますね。」と田村様も満足そうに頷かれた。

ササキハウス様では、新型コロナウイルスの感染が広まる前からANDPADの導入準備を進められていたため、結果的にコロナ禍でも慌てることなくスムーズに対応することができたという。
「たまたまコロナのタイミングとタイムリーでしたね。もともと現場監督の業務負担を減らすのが目的でANDPADを導入したのですが、今はまだ『現場に行かないと不安だ』という気持ちもあって以前と同じように朝から現場へ向かってしまう現場監督もいます。管理側の立場としては、現場監督が事務所にいるから仕事をしていないなんてまったく思っていません。ANDPADをもっとうまく活用できればさらに業務の効率化へとつながるだろうと期待しています。」と大石様は語った。

地元山形で創業し、住宅事業では半世紀以上長きにわたって展開してきた株式会社ササキハウス様。
老舗企業でありながらもYouTubeチャンネルやフェイスブック、インスタグラムなど最新のSNSマーケティングにも積極的に取り入れているのが印象的だ。
「もっとうまくANDPADを活用していきたい。」という言葉は、未来に向けてこれからもチャレンジをし続けていくという強い姿勢の表れでもある。

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