エネルギー完全自給住宅(All Time Real ZEH)を目指して、協力業者との信頼関係を構築

OMソーラー株式会社様

OMソーラー株式会社のご紹介

静岡県浜松市を拠点に、太陽熱を暖房や給湯に利用する「OMソーラーシステム」の開発・販売に取り組んでいるOMソーラー株式会社様。「太陽と、暮らしをつなぐ。」を新たなコーポレートタグラインに掲げ、自然エネルギーを最大限に活用し、快適な住環境を創り出すシステムを次々と開発している。1987年の創業以来、OMソーラー様の基本技術となっているのが、屋根に当たる太陽熱で温めた空気を室内へと取り込み、床暖房やお湯採りなどに利用するシステムだ。暖房や給湯だけではなく、新鮮な外気を取り込む換気システムも兼ね備えていることから、新型コロナの影響が長引く昨今、一層注目を集めている。
現在は、OMソーラーシステムに発電機能を加えたハイブリッドソーラーシステム「OMクワトロソーラー」、太陽熱利用暖房とヒートポンプ技術、全熱交換換気機能を組み合わせた「OMX」が主力製品となっている。「OMX」は、2020年国土交通省・サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)に採択され、施工の普及と技術の検証が進められている。
今回は、ANDPADの活用を推進してきた、技術サポートセンター 部長 阿久津 弘行様と、森 みずほ様に、導入のきっかけや導入後の変化、今後の展開について伺った。

 

案件数増加と工務店ニーズの複雑化に伴い、情報共有方法を見直す

OMソーラー様のシステムが搭載されるのは、主に新築戸建住宅だ。実際の家づくりは、OMソーラー様の家づくりに共感した、全国の会員工務店が担う。これは、「日本の多様な気候風土に適した家を作れるのは、地元を知り尽くした地域の工務店」というOMソーラー様の考えからだ。現在、会員工務店は全国に約120社。また、会員外の工務店も扱える24時間全館冷暖房システム「パッシブエアコン」の取り扱い工務店を加えると、取引先は約240社にのぼる。
阿久津様と森様が所属する技術サポートセンターは、会員工務店への講習会開催や施工指導、資材調達などを担う部門である。これまでは、技術サポートセンターのバックアップを受け、工務店自身がOMソーラーシステムの施工を行っていたが、近年はシステム販売だけではなく、施工も頼みたいというニーズが高まっていたと、阿久津様は語る。

「会員工務店の現場監督さんが抱える案件の増加や、会員外工務店への販売開始といった要因により、システム施工まで依頼をされるケースが増えました。そこで、さらに導入実績をのばすために、システム施工をお願いできる協力業者さんを募り、施工体制を整えました。当社の空調システムはやや特殊なため、施工を請け負って、施工品質を保ちたいとの考えもありました。」

ZEH普及に向けた追い風を受け、OMソーラー様への注目度は上昇。現在は、契約から完工まで、月間約60件が進行している状況だ。この案件の大幅な増加にともない、全国の協力業者とのやりとりも煩雑化していったという。

「北海道から鹿児島まで、各地域の協力業者さんにシステム施工をお願いしていますが、数が増えれば増えるほど、業務効率が悪くなっていました。メールや電話での連絡にどんどん時間を取られるようになりました。」と、阿久津様は当時を振り返る。

また、森様も、全国一律で同様のサービスを提供するためには、業務改善が急務だと感じたという。

「案件の増加に加えて、当社の商品ラインナップも増えており、工務店さんのニーズも複雑化していました。安定したサービスを提供するためにも、案件を一元管理できるシステムの導入が必要でした。」

そこで、阿久津様は、展示会を通じてシステム会社複数社とコンタクトを取り、それぞれのシステムを比較検討。最終的に、ANDPADの導入を決めたという。

「すでにANDPADを利用している工務店さんや協力業者さんが多く、工務店さんとも一緒に利用する可能性を視野に入れ、ANDPADを選びました。操作に慣れている業者さんも多く、ANDPADの活用方法や機能について、いろいろと教えていただくこともあります。」と、森様は語る。

OMX システム図

 

これまでの業務フローをANDPADへの置き換えに成功

戸建住宅の建築過程において、OMソーラー様の協力業者は5回ほど現場に入り、OMソーラーシステムの施工を行う。このフローにANDPADを組み込むため、OMソーラー様では、アンドパッド担当者と綿密な打ち合わせを実施。ANDPADで実現したいことを整理し、置き換えられる業務を明確化していったという。森様に、導入時の様子を伺った。

「自社のフローに対して、どの機能を使えばスムーズに進むのか心配でしたが、アンドパッド担当者から随時アドバイスをもらい、運用方法を構築していきました。書類や社内メールスレッド、案件管理用のExcelなど、さまざまなツールに点在していた情報を一元化するために、登録項目やラベルの設定もサポートしてもらいました。今では、各部署が知りたい情報をすぐに取り出せるようになっています。」

各部門や協力業者への研修会開催。アンドパッド担当者とともに機能や報告ルールについて説明を行い、本格運用を開始した。事前準備を念入りに行った結果、導入はスムーズに進んだという。

「まずは、一度使ってもらえるように、使う機能をしぼり操作を伝えるようにしています。協力業者さんとは電話でのやりとり多いすが、徐々に習慣化しています。私もチャットは常に立ち上げておいて、すぐに反応ができるようにしています。」と森様。

運用スタート後に、利便性を感じている機能も伺った。

「スマホで資料が確認できるので、いちいち事務所へ戻ってメールを開く必要がなくなったと、協力業者さんたちは言っています。スピーディに情報を共有できるようになり、部材調達やスケジュール調整の不備で工事に入れないといったトラブルも回避できています。写真も現場からすぐアップロードできるので、PCに取り込んだり、報告書用に選定する手間も省けているようです。」

阿久津様も、ANDPAD導入により、全体の案件管理がスムーズになったと語る。

「ANDPAD導入後は、全国で進行している案件の状況や導入システムの種類、工務店さんの動きを全体的に把握できるようになりました。ANDPADという共通のプラットフォームができたことで、他部署の状況や前段階でのやりとりも理解した上で、業務に取り組めています。電話やメールだと、自分しか知らない情報が増えて業務が属人化しがちですが、ANDPAD導入によって、業務の連続性を保ちつつ、スムーズに工事を進めることができています。」

 

協力業者からの信頼度も向上、事前の是正指示で品質も向上

低炭素化と省エネを前提とした住宅の快適化を目指す時代となり、OMソーラー様が手がける案件数は、前年比2倍へと急増。しかし、過度な残業は発生しておらず、ほぼ今までの業務時間内で対応ができているという。さらに、ANDPADは、業務効率化だけではなく品質向上にも寄与していると、森様は語る。

「以前は報告書に載っている限られた写真だけで状況を判断していましたが、今はANDPADにアップロードされた数百枚の写真で、細部まで確認ができるようになりました。納まりに気になる部分があれば、すぐに協力業者さんに連絡を入れて、是正するようにしています。業務の安定性に加え、品質も向上しました。」

また、協力業者との関係性も大きく変化したという。

「直接現場へ行くことが難しいコロナ禍において、工務店さんや協力業者さんと、どうやってつながっていくかは、重要な課題のひとつでした。ANDPADによって業務効率が上がった分、本来力を入れなければならない、工務店さん・協力業者さんとの意思疎通に時間を割けるようになりましたね。今までにないほどコミュニケーションが取れており、お互いの距離が縮まったと感じています。」と阿久津様は話す。

OMソーラー様では冷暖房・給湯・換気を一体化したオールインワンシステム「OMX」を軸に、エネルギー完全自給住宅(All Time Real ZEH)の推進に力を入れていく構えだ。ANDPADの活用もさらに進めていきたいと、おふたりは意気込む。

「今後は、ペーパーレス化を進め、事務処理もさらに効率化したいと思っています。案件の住所を登録すると地図上にフラグが立つ機能を活用し、各エリアの導入数やニーズを把握しながら、協力業者の追加募集や営業展開にも役立てていきたいです。」と森様。

「全国同一のクオリティを提供できるように、ANDPADを活用して、サービス向上を目指したいですね。システム施工の履歴も残せるようになったので、お客様へのサポートにも一層力を入れていきたいと考えています。2030年に向けて、建築業界はこれまで以上に自然エネルギーの有効活用が不可欠になっています。今後も工務店をはじめ、消費者の方々に、OMソーラーシステムを理解していただけるよう、事業を展開していきます。」と、阿久津様も力強く語った。

地域の工務店や建築家、協力業者と協業し、日本の気候風土に合った快適な住環境を作り出す、OMソーラー様。新たな時代の家づくりに、今後も注目していきたい。

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