工期遅れなど利益ダウンの原因を早期是正、粗利率が改善

株式会社西尾産業様

株式会社西尾産業のご紹介

1962年の創業以来、半世紀以上にわたって、防水工事の専門業者として歴史を積み重ねてきた株式会社西尾産業様。建物全体を水から守り、建物の長寿命化を実現する、独自の「高耐久防水」技術を築き上げてきた老舗企業である。
西尾産業様は、屋上防水・外壁防水工事をはじめ、大規模修繕工事においても、現地調査から施工まで自社一貫で対応している。手がける物件は、物流倉庫・工場、マンション、学校、病院、福祉施設、商業施設など、大型施設が中心だ。定期点検と適切な補修によるトータルケア・メンテナンスが、多くの取引先から高い評価を獲得しており、工事実績は16万件以上にのぼっている。また、女性採用にも力を入れており、現在約半数は女性スタッフである。
今回は、西尾産業様の東京支店にて、現場の総合管理を担う工事責任者を務める米倉様と、5つの支店を統括する岩城様に、ANDPAD導入のきっかけや導入後の変化、今後の取り組みについて伺った。

元請け案件の増加に、情報管理の重要性が高まる

西尾産業様は、横浜本社を拠点に、東京・神奈川・静岡に5つの支店を置き、地域のお客様の要望にきめ細かく対応している。元々は、防水工事専門のサブコンとして実績を積んでいたが、改修工事のニーズ増加を受け、直接工事を受注する元請け業者へと事業を転換。「水」にこだわった独自技術をもとに工事実績を積み重ね、現在では、元請け工事が約8割へと拡大した。この元請け案件の増加が、ANDPAD導入のきっかけになったと、岩城様は語る。

「防水工事専門の下請けとして、元請け企業の指示・指導の下で工事を行っていた時と、自社が元請けで工事を進めるのでは、現場管理にかかる責任の重さが違います。より厳密に現場管理を行う必要があったものの、当時は支店ごとに管理方法が異なっていたり、担当者の知識・経験によって報告や管理の仕方にばらつきがありました。工事の進捗状況は担当者からの報告ベースでしか把握できず、情報や業務が属人化しており、情報共有に大きな課題がありました。」

遠方の現場が増えたことも、導入を決めた要因のひとつだという。

「大手企業への営業活動が実を結び、本社や支店の周辺エリアだけではなく、遠方の工場や倉庫の改修工事を任されることが増えました。現場確認に行くだけで1日が潰れてしまうのは避けたいと考え、遠隔でも情報共有・現場管理ができるシステムの導入が急務だと感じたのです。」

そこで、岩城様は、数社の資料を取り寄せて検討を開始。最終的に、ANDPADの導入を決めた。

「施工管理に特化したアプリだったことが決め手になりました。自分自身も使いやすそうと感じましたし、社外の現場スタッフも巻き込んでいけるツールを探していてたのでぴったりだと思いました。知り合いの工務店がANDPADを導入していたことも、きっかけになりました。」と岩城様は語る。

 

写真管理の徹底で、現場の見える化を実現

現在、西尾産業様では、元請け・下請けといった受注形態に関わらず、工事金額が500万円を超える案件は、すべてANDPADに登録し、工程管理を行っている。工事責任者のリーダーとして、協力会社の現場代理人や、施工班の職人から上がってきた報告を取りまとめている米倉様に、ANDPADの使い勝手を伺った。

「以前は、現場の進捗状況を把握できず、隠れている問題に気づけなかったことが多々ありました。今では、ANDPADのチャットに、現場担当者からタイムリーに報告や相談事が上がってくるので、解決に向けてスピーディーな対応ができるようになっています。報告内容は、工事関係者全員に一斉に共有されるので、上司の判断を仰ぐ時にも便利です。現場担当者から問い合わせを受けて、写真を送ってもらって、また電話して指示をするといった煩わしい作業がなくなりました。」

岩城様も、情報共有がオープンになったことにメリットを感じているという。

「以前は、スマートフォンのコミュニケーションアプリを使って、個人的にやりとりをしている社員が多く、担当者間でしか情報が共有されていませんでした。工期遅れなどのトラブルがあっても、問題を公にせずに対処しようとしていて、いつの間にか大事になってしまうケースがありました。今はANDPADで全員が情報を共有できますし、既読・未読も分かるので、状況に合わせた指示ができています。」

また、西尾産業様では、ANDPADでの写真管理を徹底し、品質管理にも活用している。

「改修工事は、工事前・工事中・工事後の写真管理は必須です。特に、ひび割れの補修など、工事後に隠れてしまう部分の写真管理は、特に重要視しています。当社では、使用材料や隠蔽部の状況、各工程での施工状況をこまめに写真に残しています。面積あたりに必要な材料使用量を守って施工したことを証明するために、塗料の空き缶や材料の空き袋も撮影し、品質管理に役立てています。」

工事写真がリアルタイムでアップされることにより、「現場での問題を早期に是正できるようになった」と、岩城様は指摘する。

「現場写真を見て、安全面や施工に懸念がある箇所は、写真に書き込みを行って注意を促したり、現場に連絡して再度写真をアップしてもらうようにして、早期に問題に対処しています。私自身が検査等で現場に行った時も、気になった箇所を撮影してANDPADにアップし、指示を出しています。」

岩城様は、現場に赴いた際、職人に向けてANDPADの利用方法を直接指導するなど、率先してANDPAD活用を推進中だ。現在、ANDPADでの業務報告は習慣化してきたが、まだ報告の内容・頻度に改善の余地があるという。今後は、ANDPAD黒板を使った写真台帳の作成をルール化し、社内と社外を巻き込みながら、活用を進めていく予定だ。

「導入当時は、『さらに管理業務が増えるのか』と、抵抗を感じた社員も多くいました。今でも支店間でANDPAD利用に対する温度差はあります。ITに苦手意識がある人とのやりとりに苦労したりもしますね。しかし、支店内で活用を進め、職人さんにも丁寧に指導を行っている支店では、確実に成果が出ています。職人さんの平均年齢は50代後半ですが、『やってみたら思ったより簡単だった』という声が多いですよ。ANDPAD導入をきっかけにスマホに変えた方や、iPadを購入した70代の職人さんもいます。成果を上げている支店の取り組みが、社内に広がることを期待しています。」と、岩城様。

現在は、ANDPADの活用が浸透している東京支店について、米倉様にも、導入当時を振り返る。

「正直、利用がうまく進むかどうか、不安はありました。年配の職人さんも多く、スマホの操作に苦手意識があるだろうと思っていたんです。しかし、協力会社さんたちはしっかり説明を聞いてくれて、抵抗なく利用をスタートしてくれました。今は大型案件を受注したら、ANDPADに案件を登録して、工程表を作成し、管理を進めていく流れが出来上がっています。」

 

工期遅れなど利益ダウンの原因を早期是正、粗利率が改善

最後に、ANDPAD導入後の変化について、お二人に伺った。

「現場の進捗状況が、誰でも容易に確認できるようになったのは、大きな変化です。おかげで、事務部門のスタッフに工程を確認してもらったり、写真台帳を作成してもらったりと、業務フォローに入ってもらえるようになりました。現場に入る施工班も最新情報が分かるため、当月請求が発生する協力会社や、未発注の請求処理も確認できます。私自身で言えば、休日出勤が減りましたね。個人的な感覚だと、7割は減ったと思います。」と米倉様。

「休日出勤が減り、仕事に余裕が生まれて、全体的に視野が広がっていると思います。これまで見逃していた問題に対処できるようになり、ミスが減りました。写真管理で現場が見える化できたことは大きな成果ですね。」と岩城様も語る。
さらに、ANDPADの導入が、粗利率の改善にもつながったと、岩城様は分析している。

「これまでは、工期遅れによって人件費が増加し、想定よりも利益がダウンしてしまう現場がありました。今年度は、ANDPADを活用して社員たちがきちんと現場を納め、工期遅れを防ぎ、想定通りの利益を上げています。さらに利益を数%上乗せしてきた現場も出ています。」

西尾産業様には、ANDPADのスピーディーな機能アップデートを、高く評価いただいている。今後は、実際の業務を行う社員の方々と、アンドパッド担当者とディスカッションを重ね、より良い活用方法を模索していく構えだ。大規模修繕工事を手がける専門業者へ活用用途を広げるためにも、西尾産業様のノウハウを積極的に伺っていきたい。

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