住宅設備工事の工事情報をリアルタイムに連携しトラブルやミスを削減

株式会社マニックス様

株式会社マニックス様のご紹介

株式会社マニックス様は、住宅設備機器・建築資材を販売する専門商社として、創業より65年以上の歴史を刻んできた老舗企業である。メインで取り扱う商材は、大手メーカー各社のシステムキッチンやユニットバス、トイレ、洗面化粧台など、水回りに関わる住宅設備機器だ。その他にも、空調関連機器、管工機材、建材、工具など幅広い製品を取り揃えて、お客様の多様なニーズに応えている。

兵庫県神戸市に本社を置き、関西以西に15拠点を展開しているマニックス様は、各エリアで高いシェアを確立。水道工事店や設備工事会社、デベロッパー、ハウスビルダーに対して、快適な住まいづくりに欠かせない資材を供給することで、地域の豊かな暮らしを支えている。この実績が認められ、2018年には経済産業省より「地域未来牽引企業※」に認定された。

今回は、住宅設備機器の取付・施工を行うエンジニアリング部門の管理責任者を務める出口様と、同部門の工事管理課で実務を担当する藤川様に、ANDPAD導入から利用浸透までの流れを伺った。

情報共有がないままに工事が完了することに危機感を覚えていた

住宅設備機器・建築資材の販売だけではなく、システムキッチンやユニットバスの取付・施工も自社で行う体制を整えているマニックス様。以前はメーカーへ依頼していた工事を自社で行うべく、約4年前に新しい部署を立ち上げた。その工事部門が少しずつ軌道に乗りはじめたタイミングで、出口様はANDPADに出会ったという。

「部署の立ち上げ時期に参加したリフォーム産業フェアで、何となくANDPADに興味を惹かれ、担当者の話を聞いたことが導入のきっかけでした。正直に申し上げますと、最初は絶対にANDPADが必要だとは思っていなかったんです。」と出口様は語る。

しかし、案件の増加にともなってANDPADを活用する必要性が徐々に高まってきた。
「以前はExcelで作成した物件一覧表に、住所や顧客名などを入れて情報を管理していました。画像は社内ネットワークのハードディスクに共有フォルダを設けて保存していたんです。しかし、実際は、営業担当者も工事担当者も日々忙しく、社員それぞれが自分の携帯で写真を撮影し、自分のPCに保存している状態でストップしていました。情報共有がないまま工事が完了し、次の現場が進行していく事態に危機感を覚え、ANDPADの活用に本腰を入れることにしました。」と出口様は当時を振り返る。

オンラインインタビューにご対応いただいた出口様

当初活用が進まなかったが、運用見直しを図り導入が浸透

まずマニックス様では、現場情報の共有をスムーズにするため、拠点責任者と営業担当者にANDPADのIDを付与し、案件の立ち上げと進捗管理をするという試みから開始した。
しかし、運用を開始してみるとANDPADの利用がなかなか浸透しなかったという。
「当初、みんな本当に便利になるのか半信半疑で、なかなか利用が進みませんでしたね。ANDPADチャットだけを使って案件管理を使わない人や、案件管理は使うけれど電話でやりとりする人など、使用方法にもばらつきがありました。」と藤川様。

出口様は、利用率のデータを収集して、利用状況が悪いところにはもっとANDPADを利用をするようにと呼びかけを行ったそうだが、それでも利用率は上がらなかった。

そこで、出口様と藤川様は、積極的にANDPADを使ってもらうために、思い切った施策を実行する。最初に取りかかったのは、ANDPADを利用するメンバ―の見直しだ。
「本来利用するべき工事担当者と協力業者にANDPADを活用してもらうため、営業に付与していたIDを回収し、工事担当者と協力業者さんに割り振りをし直したんです。ANDPADは現場で使うものだという意識を根づかせていきました。」と藤川様は語る。

さらにマニックス様は、利用の浸透を進めるため、協力業者に向けて運用ルールを発信したという。
「協力業者さん数十社に集まっていただいた安全協議会の場で、当社から仕事を出す条件として、ANDPADの利用をお願いすると打ち出しました。そこで一気に登録が増えましたね。工事担当者や協力業者に積極的に働きかけを続けてきた藤川さんの努力も大きいです。」と出口様。

現在では、工事管理課が担当する月約50件の現場と、営業担当者が管理する案件を合わせた約150件すべてをANDPADに登録し、運用しているという。
「以前はメールや電話で何度も連絡を取り合ったり、わざわざ資料を渡しに出向いていました。今では、ANDPADに現場の資料や写真が全部揃っているので、協力業者さんには住所を伝えるだけで済むようになりました。私たちも協力業者さんも、お互いに無駄な時間や作業を省いて効率的に動けていると感じています。ただ、約20社の協力業者のうち、メインで使用しているのは5~6社です。まだ新しいツールに慣れていない業者さんも多いので、完全に運用が浸透しているとは言えないですが、これからさらに活用を広げていくためにも、まずは社内でANDPADを有効活用するという意識を高めていきたいです。」と藤川様は意欲的に語った。

オンラインインタビューにご対応いただいた藤川様

リアルタイムに工事状況が分かりトラブル防止にも繋がった

マニックス様では、神戸市の工事管理課本部に3名、姫路エリアに1名を置き、現場管理を行われている。ANDPADによって業務効率が上がったことによって、現場への訪問回数を減らすのではなく、以前よりも多く現場を巡回し、目を配るようにしていると出口様はいう。
「スマホで撮影した写真をPCに取り込む手間はなくなりましたし、工事の進捗もリアルタイムで確認できるようになりました。資料も随時更新されていくので、管理側としても本当に便利になりましたね。事務作業が効率化されているため、今までだったら回り切れなかった数の現場を確認することができています。」

また、出口様はANDPADの導入によってリスク回避にも効果を発揮していると語った。
「例えば現場で、お客様のお話が正しいのか、職人の主張が正しいのか、判断が難しいトラブルが起きたとします。そんな時、これまでは毎回私たち現場管理者が現場へ出向いて判断をしていたのですが、今はANDPADで現状を確認できるので、すぐに的確な指示が出せます。特に経験の浅い担当者の場合、お客様に押し切られてしまいがちですが、そういった時のフォローにも役立っています。」

同様に、藤川様もトラブルやミスを未然に防げる体制が、ANDPADによって構築されつつあると感じているという。
「情報伝達がスピーディになったことは、大きな武器になっていますね。職人さんがANDPADにアップした写真を見てミスに気づき、大事になる前に対応できた事例も出てきました。安心して管理ができる体制になってきていると思います。」

コロナ禍における現場管理でもANDPADを導入していたメリットがあったと出口様はいう。
「人の密集を避けるために、現場に入る人数をなるべく減らしてほしいという要望は増えていますね。今までは経験の浅い担当者に先輩社員を同行させることが多かったのですが、現場に入る人数はできるだけ減らすためにそういったことができない状況になっています。しかし、ANDPADであれば遠隔でも情報をリアルタイムに連携して、その場で指示が出せるので助かっています。」

出口様はANDPADを利用していることで協力業者や得意先からの評価につながることもあるという。
「協力業者さんにANDPADを導入していると伝えると、最新のツールを取り入れてしっかり管理をしているという印象を持ってくださることがありますね。また、ゼネコンやデベロッパー、ハウスビルダーへ営業に行った際も、現場管理ツールを利用しているか質問されることが増えました。そこでANDPADの名前を出すと偶然先方も使っている、といったケースもありますね。お互いでどうやって利用浸透を高めるかなど話し合って、盛り上がることもあるんですよ。」と笑いながら語った。

導入後しばらくは社内での認知度も低かったANDPADだが、現在は工事管理課以外の部署でも利用が始まるなど、全社員が知るツールとなった。また、現在は岡山・広島の営業所においてもANDPADの実験的な利用が始まっている。

ANDPAD導入を皮切りに、その他のITツールの運用もスタートしており、常に新しい挑戦を続けている。「新しい老舗」であり続けるマニックス様の取り組みに、今後もぜひ注目していきたい。

※地域未来牽引企業・・・地域内外の取引実態や雇用・売上高を勘案し、地域経済への影響力が大きく、成長性が見込まれるとともに、地域経済のバリューチェーンの中心的な担い手、および担い手候補である企業が経済産業省選定。
https://www.meti.go.jp/policy/sme_chiiki/chiiki_kenin_kigyou/index.html

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