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現場情報の共有スピードを高めて、施工品質のバラつきを解消

株式会社リビングサーラ 様

従業員規模 51〜100名
利用機能
課題
  • すべての現場の進捗が確認し切れず、施工品質にバラツキがあった
  • 複数の協力会社への情報共有が難しく、伝達ミスや作業の停滞が発生
効果
  • 以前と比べ、顧客満足度が10%程向上
  • 現場情報の共有スピードを高めて、施工品質のバラつきを解消
  • アプリに現場情報を残すことで報告資料の作成業務が削減
  • マイルストーン機能の通知により、余裕を持った現場の進捗管理が可能に
  • 過去の施工履歴が素早く検索でき、アフターメンテナンス対応の質が向上

株式会社リビングサーラ様のご紹介

創業110周年を迎えるサーラグループの一つ、株式会社リビングサーラ。豊橋浜松地区をコアエリアとして、住まいづくりに関する総合的なサービスを展開し、高品質なリノベーションやリフォームを手掛けている。

サーラグループは、サーラコーポレーションを純粋持株会社として、サーラエナジー、サーラ住宅など47社で構成する企業グループであり、リビングサーラは 『くらすデザイン』とよばれるサービスを提供し、お客さまにより良い空間づくりの提案をしている。

現在、リビングサーラ様でANDPADを利用していただいているのは、一般住宅のリノベーションブランド『くらすデザイン』を主に取り扱う営業部。
ここでは、お客さまファーストのヒアリング、未来を生み出す提案力、確実な工事品質の3つを強みとして、お客さまの理想の暮らしを叶えるため日々サービスを提供している。

今回は、ANDPADの運用を推進していただいている施工管理統括者の船橋様と現場管理担当者の老田(おいだ)様に、導入したきっかけや導入時の工夫、導入後の変化などお話を伺った。


船橋様(左)と老田様(右)

導入の目的は現場品質のバラつきを解消したかった

現在、ANDPADを利用していただいているリビングサーラの主力事業『くらすデザイン』のリフォーム工事の特徴は、1~2日で終了する通常のリフォーム工事と比べて工期が長く、複数の工種が絡み複雑になる点だという。

お客さまが喜ぶ提案を自発的に行う『プラスワン提案』や、『くらすコンシェル』という外部の設計士やインテリアデザイナーと協力した、マッチングサービスなども展開しているため、ヒアリングや対応する工事が増えて、業務がさらに複雑化していたという。

「当時一番懸念していたのは、担当者任せになっていたことによる現場品質のばらつきでした。今までも現場写真の確認などは行っていました。撮った写真はその場で送れなかったので一度持ち帰ってからPCで共有するなどの対応をしてきましたが、メールでのやり取りで写真を数枚確認する程度でした。」と船橋様。

また、複数の協力業者が関わるため、各業者とのやり取りの手間が大きく、伝達ミスが発生していたり、タイムリーな情報共有がされていないために、業務が止まってしまうなど課題は顕在化していたという。
その他にも働き方改革対策として、労働環境の改善も進める必要があると考えて、施工管理アプリの導入の検討を開始したという。

「当初、導入を検討していたときはANDPADも含め他社も比較検討しました。他の製品も触りながら比較した結果、ANDPADが一番情報共有に長けていると感じました。図面や資料の抜き出しが簡単で、写真が膨大に保存できる。一番コストパフォーマンスが良いと感じました。」と船橋様。

現場管理担当者である老田様も自分が実際に使ってみて一番しっくりきたのがANDPADだったという。
「他と比べてみて、一番簡単に使えそうと感じたのがANDPADでした。やはり自分自身で操作が難しいと感じるものは、部下や協力業者にレクチャーするには非常に難しいです。しっかりと自信を持ってレクチャーできなければ導入する際にハードルになってしまう。しかし、実際に触ってみてANDPADならできるという感触がありました。導入してから自分自身でスムーズに協力業者や部下にレクチャーしているイメージが湧きました。」

マイルストーン機能を活用することで担当者に声かけができる

リノベーションは1日の判断の遅れで全体の工事が遅れてしまう。そこで担当者だけでなく管理責任者たちがANDPAD上でより早く正確に情報共有ができることで、さらなるお客さま満足度の向上に貢献できているという。
「たとえば若手社員が現場に行くときには、とりあえず写真を撮ってもらっています。今までだと、一度会社に帰ってからそれを先輩社員や上長に見せて相談して、その指示を受けて現場に指示を出していました。しかし、そうなると、刻々と現場の状況が変化するリフォーム現場ではどうしても遅くなってしまいます。今は、ANDPADを使ってタイムリーな情報共有ができるようになり、アプリ上で確認し、すぐに指示を出せるようになったので業務のスピード感が上がりました。」と船橋様は語る。

実際の現場業務においては、ANDPADはどのように活用されているのだろうか。
老田様はANDPADのマイルストーン機能を使って、先々の作業完了日まで把握できるようになったことで、社員への事前のリマインドができるようになったという。
「案件に合わせたスケジュール管理ができるマイルストーン機能がすごく役に立っています。それぞれ業務の完了予定日を入力しておくと事前にアラートが出ます。以前は、どうしても完了予定日を把握しておくことができず、当日になって担当する社員に対して進捗状況を確認していました。しかし、当日になって声をかけても遅れている場合に取り戻すことが難しいです。しかし、マイルストーン機能なら事前にアラートを出してくれるので前もって担当者に声かけすることができます。そうすることで、予定の進捗が正確に把握できますし、少し余裕があるのでメールや電話ではなく、直接声をかけてあげられるというのが非常にいいですね。」と語る。

工事後のアフターメンテナンスの場面や、万が一クレームが発生した場合の後追い対応にもANDPADを役立てることができているという。
「アフターメンテナンスなどでは、過去の案件の記録を確認するのですが、以前はサーバー上に写真は写真のフォルダ、図面は図面のフォルダでバラバラに管理していため、同じ案件の写真と図面を取り出すのにも手間で、結局現場に行ってみて初めてどんな現場か確認することもしばしばありました。しかし、今はANDPADで案件ごとに写真と図面が管理してあるので、検索の時間が短縮できて、事前にどんな工事だったのか、どんな対応をしていたのか履歴で確認できるようになりました。資料管理に関して言えば、当初想定していなかったですが、クレームが発生した場合でも、ANDPADを見てどんな対応したのか、実際の写真や当時のやり取りをすぐに確認できるので後追いが凄くしやすくなりました。」と船橋様は語ります。

「写真だけでなく資料もきちんと保管されているので、一目瞭然で振り返ることができる。工事をやっているときも終わったあともANDPADの便利さを実感しています。」と老田様。

オンラインインタビューに答えてくださった船橋様と老田様

ANDPADが品質を保証するための担保になっている

協力会社には若い世代の方から年配の職人さんまで様々な人たちがいる。幅広い年齢層に対して導入を推進していくには、苦労もあったという。
「当初導入時にANDPADの営業担当の方から、導入側が覚悟を持って運用しないと絶対うまくいかないと言われたのが印象的でした。良いツールになるか悪いツールになるかは導入する会社の覚悟次第であるというのは、現在運用していて本当に感じます。」と船橋様。

実際に現場で協力業者に対してレクチャーしていた老田様。
「まずは、直近の部下1人、次に少人数の関連業者へ、という形で少しずつレクチャーして広めていきました。そこから徐々に広まっていき、それからはANDPADを知らない新規の業者さんの場合は、業者同士で教え合ってもらうような形で展開しています。決して一方通行ではなく、一緒に使っていくということを意識していました。改善要望の声も社内だけではなく、社外の関連業者さんの声も多く聞いて対応してきました。」

その甲斐もあって、スマホの操作などが得意ではない年配の方でも、今ではANDPADで報告していて、昔じゃ考えられなかったと笑う老田様。
「今まで何度か教えても操作できなかった業者さんがいたのですが、ある日現場からチャットで写真を送ってくれました。それは今日の作業内容を書いた紙を現場に貼った写真でした。まだまだ操作には慣れていなかったと思うのですが手探りでも使ってくれたことがすごく嬉しかったです。どうしても昔ながらのやり方が染みついているので、新しいものへの抵抗を崩すまでに時間がかかりました。」
どうしても新しいやり方に抵抗感がある方もいる中で、現場で老田様をはじめ粘り強く、根気強く推進した結果が表れた瞬間だったという。

こうして1歩ずつANDPADの利用推進をしてきたお二人に、導入後の変化について伺った。

「ANDPADで逐一状況を報告してもらい、現場に行かずともタイムリーに情報が共有できています。その結果、お客さまの疑問や要望にもすぐに応えられるので、お客さまの満足度向上にも貢献していると思います。」と老田様。
現場に行って考えるのではなく、事前に答えを用意してお客さまの元に向かうことで業務の効率化に繋がっているという。

他にも、施工後数年に渡る保証を行うための担保として作業過程の写真をつけた書類の作成が必要だったがANDPAD導入後には不要になったと船橋様はいう。
「現在は、ANDPAD内に保証担保の為のフォルダを作成して、必要な写真を時系列や種類ごとに管理をすることができているので、一部の工事ではわざわざ書類を作成しなくてもいいという判断になりました。こういったことが結果的に業務の生産性に繋がっていると言えますね。」

新型コロナウイルスの影響で多くの変化があった中でANDPADを活用して、現場管理を滞りなく進めることができたという。
「現場では一度に多くの人が入れないので、工程管理のためにしっかり写真を撮影してもらい情報共有に努めました。お客さまにも事前にANDPADを使って現場管理する旨を伝えていました。」と船橋様。
「あとは職人さんたちにコロナ関係の最新情報や体調管理の報告をANDPADのチャット機能を使って行いました。」と老田様。

こうした状況下でどのように工事管理をするのか、という不安を抱えたお施主様に対しても、ANDPADを使うことを話すことで、不安を取り除き、現場に入る職人さんたちの健康管理もANDPADを通して徹底的に管理することができたという。

こうしたお客さま目線のサービスを提供する、リビングサーラ様。ここ1,2年で施工品質満足度が向上しているという。
「弊社の施工品質満足度は4~5年前と比較すると10%ほど上昇しました。これは関連会社がANDPADを活用し始めてからです。ANDPADが品質を担保する1つの要素となっていると思っています。」
お客さまを第一に考えて常にプラスワンの提案をする。これからもANDPADはそんなリビングサーラの理念を支える存在でありたい。

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