解体工事のリスク管理の効率化をIT化で実現!

株式会社晃技開発様

株式会社晃技開発様のご紹介

「安心・安全・きれいな解体工事」をモットーに、関西全域において建物解体工事を手がけている株式会社晃技開発様。木造住宅から鉄筋造・RC造のビル・マンション、テナント内装まで、さまざまな建物の解体に対応できる技術力を強みに、年々成長を続けている。きめ細かな近隣対策、安全管理・品質管理を徹底した工事への評価は高く、ハウスメーカーやゼネコンからも厚い信頼を獲得している。

晃技開発様には、2020年8月より、解体工事と土木工事の分野でANDPADをご利用いただいている。今回は、営業活動や現場管理を担いつつ、社内の体制整備や企画業務にも携わる久本 雄介様にお話を伺った。解体工事業の中でも先駆けてANDPADを導入し、ITによる業務効率化を進めている晃技開発様の取り組みの詳細を、ぜひお伝えしたい。

解体工事におけるリスク管理のために写真の管理が重要だった

晃技開発様は、不動産事業を担うグループ会社を有し、2社間で連携しながら事業を展開。建物解体工事・土木工事のみならず、解体後のアフターフォローまでトータルサポートすることで、グループ内に相乗効果を生んでいる。他社とは一線を画した経営方針に久本様も共感し、「もっと会社をより良く変えてきたい」と思いを強くしたという。

一方で、他業界から転職してきた久本様は建築業界のアナログな管理方法に戸惑ったという。
「建築業界は、まだ紙での資料管理が一般的です。なかには、手書きの黒板で予定管理をしているところもあります。私は、前職でIT導入のメリットを実感していたので、当社に来た時は、ここまで遅れているのかと、正直驚きました。何とかして世間とのギャップを埋めたいと思っていましたね。」と振り返る。

晃技開発様が持つ解体工事のノウハウは、難易度の高い職人技であり、「技術分野にITを導入するのは難しい」と感じた久本様は、管理業務を簡素化することで、職人の手間を減らそうと考えた。また、成長途上の会社だからこそ、工事実績の記録にも力を入れたかったという。
「建物を壊して更地にするのが、私たちの仕事。街づくりや家づくりの第一歩に携わることをモチベーションにしているので、工事実績をしっかり残し、会社の歴史を刻んでいきたいと考えたんです。」

まず久本様は、Excelやオンラインストレージサービスを活用して、自分で現場管理システムを構築しようと考えた。しかし、画像のアップロードや保存に課題があり、開発は難航。そんな時、同僚から施工管理アプリの導入を提案されたという。
「施工管理アプリを検索した時に、同僚が紹介してくれたサービスと一緒にANDPADが出てきたんです。それぞれの機能や費用対効果を比較したところ、ANDPADには当社に欠かせない機能があり、なおかつシンプルで使いやすそうだと感じて、導入を決めました。」

久本様には、ANDPADを導入して解決したい課題が3つあったという。1つ目は「写真管理」。2つ目は「コミュニケーションアプリによる情報共有からの脱却」。3つ目は「電話回数の削減」だ。

まず1つ目の「写真管理」について伺った。
晃技開発様にとって、写真管理はリスク管理と同等の意味を持つ。なぜなら解体工事という性質上、建物がなくなって近隣の建物があらわになると、近隣住民から「この傷は以前からあったのか。解体工事によって不具合が出たのでは。」と問い合わせが寄せられるのだという。
「近隣の方々にご迷惑をお掛けしないように工事をするのは大前提ですが、まれに近隣の建物に影響が出てしまうことがあります。しかし、寄せられる近隣の方々の問い合わせのほとんどは思い違いです。ですから職人たちには、工事開始前に必ず近隣状況を写真に納めるよう指示を出しています。」と久本様。

ANDPAD導入前は、職人がプライベートで使う携帯電話で撮影を行っており、管理が行き届いていない状態だったという。問い合わせが来た時には、職人が自分の判断で写真を削除した後だったり、該当箇所の画像がなかったりして、検証に苦労したそうだ。

現在は、ANDPADに物件ごとのフォルダを作成して、「施工前」「施工中」「施工完了」「近隣建物状況」など、状況に応じた画像を閲覧できるように整備したという。職人さんたちが自ら撮影をして、漏れなくANDPADにアップしているそうだ。

「今は問い合わせをいただいても、写真で明確に記録が残っているので、近隣の方にもすぐに納得していただけるようになりました。ANDPADは、撮影日やアップロード日も記録されるので、こちらの正当性もアピールできます。ハウスメーカーから写真提出を依頼された時も、スムーズに選定・送付できるようになり、資料作成の手間も省けました。思っていた以上の効果がありましたね。」と久本様は嬉しそうに語る。

自社の工事管理手法に合わせてANDPADを柔軟にカスタマイズ

次は2つ目の「コミュニケーションアプリによる情報共有からの脱却」について。

晃技開発様では、工事の8割は自社の職人で対応し、手が足りない場合は協力会社に依頼をしている。これまでは紙の資料に加え、スマートフォンの無料の個人向けコミュニケーションアプリで情報共有を行っていた。解体工事は1~2週間と短工期で、現場数が非常に多いのが特徴である。そのため、グループチャットでは、さまざまな情報が飛び交い、営業担当者が絶対に伝えたい注意事項や、職人同士で共有したい近隣情報が埋もれてしまう事態が起きていたという。
「コメントや現場写真が次々とアップされていて、特定の情報を見つけ出すのが大変でした。また、後からグループチャットに参加した職人や急遽応援に入った職人は、グループに入るまでのチャットの履歴を閲覧できないため、全員に情報が伝わらなかったんです。コミュニケーションアプリは、天候情報といった単発の情報共有には向いていますが、現場管理には向いていないと感じていました。」

そこで、社内・社外の情報共有を円滑にするために、久本様はANDPADの活用に乗り出す。最初は、職人に現場写真の撮影・アップロードだけを依頼し、徐々に利用範囲を広げていった。
「当初は職人の方々がITに慣れていないため、今まで通りの方法が楽でいいと反発がありました。なので、まずはシンプルな機能から始めようと写真管理機能に絞ってANDPADを利用してもらいました。その後、コミュニケーションアプリで情報共有の漏れが出てきた時に、ANDPADチャットを使った方が便利だと促し、シフトチェンジしていきました。最終的には、不慣れな職人に個別に働きかけをしてANDPAD利用を促進していきました。」

今では、「現場写真」「注意事項・共有事項」「突発的な連絡事項」が現場ごとに確認できるようになり、情報が明確化されて非常に分かりやすくなったという。段階的な活用で社内での利用浸透を実現した晃技開発様だが、協力業者との連携は比較的スムーズに進んだそうだ。
「協力業者さんは、むしろANDPADの導入を歓迎していましたね。今までは、会社の代表に伝えた情報が現場の職人まで伝わっていないケースがありましたが、今ではANDPADを通じて全員に情報を伝えられています。協力業者さんは喜んでくれていますよ。」

また久本様は、自社に合わせて柔軟にカスタマイズができる点も気に入っていると語る。
「工務店向けのアプリという印象がありましたが、フォルダ分けや写真整理の仕方など、予想していた以上にカスタマイズができるので、当社に合ったカスタマイズをしながら便利に使うことができています。」

オンラインインタビューにご対応いただいた久本様(左)

見えていない無駄を省くことで利益率の向上にも貢献

それでは、3つ目の「電話回数の削減」に、ANDPADは貢献できたのだろうか。
「ANDPAD導入前は、とにかく職人や工事部の間での電話が多かったんです。注意事項や現場住所、工期の確認など、内容はさまざまでしたが、電話がたらい回しにされる事態も起きていましたね。コミュニケーションアプリ上で情報共有をしても、検索する時間が無駄だと感じて、すぐに電話してしまっていたのだと思います。全ての電話に対応していたら、仕事が進まないと感じていました。」

そこで、久本様は、ANDPADに必要な情報を揃えて、まず自分で情報を確認をするよう徹底したという。現在では電話の回数は大幅に減ったそうだ。
「資材のような見えるムダをなくすのは分かりやすいですが、電話や情報確認にかかる見えていないムダを削減することに力を入れました。電話回数が減って本来の仕事に集中できるようになったからか、利益率も向上しています。ANDPAD導入による成果は大きいです。」
また、管理部門でも現場状況が確認できるようになったため、担当者不在時の電話対応もスムーズになり、請求漏れも防げており、上層部からの評価も高いという。

ANDPADの利用を「習慣化」することに力を注いできた久本様からは、今後ANDPADが建築業界全体のスタンダードになるように、シェアを拡大してほしいとのお言葉をいただいた。
「私は、ANDPADのようなツールを導入せずに、お客様が安心できる現場管理はできないと感じています。今後もシェアを拡大していただいて、元請け企業とのやりとりにもANDPADを活用できたらいいですね。お互いにメールを送り合うより、ANDPADで確認していただいた方がスピーディーですし、安心感もあります。ANDPAD導入が会社の信頼となり、”建築業界でのお墨付き”になるような活躍を期待しています。」

社会からの注目も集めるような大規模解体工事も手がけながら、成長を続けている晃技開発様。ITを活用した生産性向上への取り組みに、今後も注目していきたい。

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