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社員よりも職人さんに浸透するのが早く、PCスキルがない人でも使ってくれるのが嬉しい。

ジューテックホーム株式会社 様

従業員規模 21〜50名
利用機能
課題
  • 現場への進捗確認回数が多く、手間がかかっていた
  • 情報共有のためのFAXや電話が多く、業務負荷が多かった
  • 顧客管理を表計算ソフトで管理。データが重くなり開くのに時間がかかっていた
効果
  • 写真付きのチャットにより、現場の進捗確認がおこなえ、現場訪問回数が減少
  • 情報共有が効率化され、電話やFAXの回数が減少
  • クラウドによる顧客データ管理で、容量やバックアップの心配が解消

ANDPAD利用企業様インタビュー:記念すべき第一弾の今回は、横浜市を中心に新築とリフォーム事業を展開されている、ジューテックホーム株式会社の松本取締役と設計兼システム担当の山田様にお話をお伺いしました。
本ページではANDPADの活用方法についてお話をいただきました。

“『当分職人さんは使わないだろうなあ』と最初は思っていた”

-まずはANDPADを知ったきっかけをお伺いしているんですが、これは確か展示会ですよね?

山田様(以下、山田):そうですね、昨年(2015年)のジャパンホームショーでした。

松本様(以下、松本):うちはもう2年ぐらい顧客管理のソフトを探していたんですよ、何かいいのないかなあ、って。そんな中で展示会で見つけたANDPADが顧客管理に使えそうで、施工でも使えそうだよ、という話になって、導入しました。今はどちらかと言うと施工管理機能の方の利用が進んでいるんだけどね。(笑) 顧客管理の方はデータを入れている最中ですが、これが入れば色んな使い方が見えてきそうだと思っています。

−顧客情報が複数のシステムや紙で保存されていて、貴社にデータ入力していただくことになってしまったんでしたよね。保存状態によってはデータ移行は簡単にできるのですが、 お手間をかけてしまって申し訳ありません。 現在は、施工管理の利用頻度が高いということですが、使ってみてどうでしたか?

松本:そうですね、施工管理の方は職人さんも積極的に使ってくれています。電話がかかってきて「ちょっとANDPAD見て!写真撮ったから!」という連絡がきて、社内のパソコンで画像を見ながら話をしたり、「この図面が分からない」と言われれば「じゃあ、ANDPADに詳細図上げるよ」って、現場で確認してもらったりとか。

−確かに「現場にいる人にリアルタイムで図面を送れるのが便利」というお声は他社様でもよく伺います。

松本:そう、結局電話だけで話していると工事箇所を特定するのに時間がかかるんですよ。(笑) それが写真とか図面でやれると非常に分かりやすいんで便利ですね。職人さんも、ものすごい喜んでます。

−ちなみに職人さんが使えるようになるまで、ご苦労もされたと思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか?

山田:そうですねえ、実は言うと食わず嫌いの人がいっぱいいたんですけど、やってからは殆どの人が使いこなして下さっています。それは私も驚きました。

松本:私も最初は「当分職人さんは使わないだろうなあ」と思っていたんですけどね。

山田:どちらかと言うと社員よりも職人さんの方が広まるのが早かったですね。

松本:職人さんが逆に啓蒙してくれましたよ。「これいいよ、これいいよ!」って来るたびに言って。

山田:社員を催促してくれたのは職人さんでしたよ、うちの場合は。

松本:最初に描いたストーリーは、社員かが覚えて職人に教え込む、だったんですが逆のパターンになりました。(笑)

−案件が多いと全部は覚えられないですよね。

松本:そうそう。あと、どこかの現場にいて、違う現場の話をする時なんかは、当然図面なんか持っていないわけですよ。そんな時にANDPADで、その現場の物件を見ながら「ここはこうだよ」って話をしています。違う現場の打合せもその場ですぐにできるので非常に便利。

“大きな問題にはなってない小さなムダが沢山ある”

−そもそもなのですが、ANDPAD導入前に施工の面でなにか課題は感じていたんですか?

松本:うーん、現場に行く回数が多いとか、見落としが多いとか、伝達が悪いとか、伝達に時間がかかるとか、大きな問題にはなっていないけど、ちょこちょこちょこちょこ無駄があったし、導入してからも、もちろんまだ無駄はあります。それがやっぱり早く帰れないとか、 工期が短くならないとかいう問題に繋がっているのかなと思うので、そういうのを一個ずつ、 ほんのチョットずつでもANDPADで解消していければ良いかな。劇的にドンとは多分ならないとは思うんだよね。それは皆一生懸命にやっているんだから大きな無駄はないんですよ。 けどちっちゃな無駄を省いていくツールにANDPADがなければいいかなと思っています。

−ご期待いただきありがとうございます。ちなみに顧客管理の方はいかがでしょうか?

松本:顧客管理は、来年に入れ終われば、次はこれからそれをどうやって使っていこうかという話になります。まあ、基本的には営業が使う場合は、どこにどんな物件があるかって検索をかけたりですかね。営業って自分の担当している物件しか知らないんですよ、 他の営業の担当物件って全然知らないんで。だからANDPADの地図で全物件検索かけて 「近くに完成物件あるじゃん」となれば、その物件の担当営業に物件見せてもらう許可をとってもらうんです。

−それは検討段階のお施主様に現場見学を提案するということですか?

松本:そう、住んでいる人に見せてもらうんです。検討段階のお施主様には自社の完成物件を見てもらうのが、とても効果的だからね。昔は顧客管理をエクセルでやっていたんですけど、ANDPADは地図まで出てくるからね。外でお客さんと会っているときとかでも検索して「ここにありますよ」って、営業側ですぐに連絡とってもらってOKだったらお客さんを連れてすぐ行ける。
リフォームの方は、10年以上経った物件とかをピックアップして、「そろそろ設備交換する時期ですよ」とか「外壁の塗装やり直す時期ですよ」ってアプローチをかけてケアしていくのが一番の目的ですね。

−やはり御社のように地場にこだわってやられている会社さんですと、大きな差別化になりますよね。特に大手さんと対抗するという意味では、アフターフォローは大きな強みですもんね。

松本:そう、昔はさっき言ったようにエクセルやアクセスでやっていたんですけど、やっぱり運用が上手くいかないし、段々データが重くなってきて動かなくなってくるんですよ。(笑)

−確かにエクセルだと重くなりますよね。

松本:どんどんデータが増えていくからね。新築だと年間40棟ぐらいだけど、リフォームだと年間100件ぐらい増えていくんで、そうするとあっという間に容量が増えて個々のパソコンだけでは処理が追いつかなくなっちゃう。万が一パソコンが壊れたりしたらパーになるしね。

−クラウド上ではなく、ローカルで動くソフトとかだとやはり重くなりがちですよね。

松本:そうそう、で段々動き悪くなって、そのうちバグってデータが読めなくなって。(笑) そういうのに限ってバックアップ取ってないんですよね。バックアップもすごい量になっちゃうから。だからクラウド上にあって、さらにそこからバックアップ取っておいてもらえれば、まずなくなることはない。

−そこはクラウドの良さの一つですよね。話は戻ってしまいますが、顧客管理を探していたというのは、今仰っていただいたようなOBさんへのフォローを強化したいというのが大きい理由だったんですか?

松本: そうですねえ、何年か経った時にお客様も困っていることがあるだろうに、こっちからアプローチしてあげないとなかなか仕事に結びつかないんです。お客様も困って結局近くのリフォーム会社とかに行ったりしてしまうので。それを見逃すのはもったいない話だし、 元々うちで建てさせてもらったのにフォローアップができないというのはもったいない話なので。

−ちなみに顧客管理というとOB管理だけでなく、営業管理という面もあると思うんですがそちらはいかがでしょうか?

松本:そうですね、今色んな営業資料を作っているんですけど、データが入れ終わればANDPADで絞り込んだ画面をプロジェクターで映しながら会議ができると思っています。 営業資料って結局その時だけじゃないですか?明日になったら変わっているかもしれないんですよ。それをいちいち紙でやっているともったいないので。

−やはりコストカットも課題の一つですか?

松本:やっぱり紙は減らせるものは減らしたいですね。資料として残さなきゃいけないものは残して、その場だけでしか必要がない報告書とかは紙じゃなくてもいいわけですから。それを削減していかないともったいないかなと。

“導入してから今まで一度もクレームはないですからね”

−ANDPAD工事管理・顧客管理を導入いただきましたが社員の皆さまの印象はいかがでしょうか?

山田:きっと顧客管理システムだけだったら、会社全体で使わなかったと思います。施工管理が加わることで、社員全員が使うようになったと思います。

−顧客管理だと事務さんと営業寄りの人が殆どになりますよね。

山田:そうですね。それだと、設計、工事担当というのは蚊帳の外になってしまうんですが、 工事管理が彼らを巻き込んでくれたのかなと思います。

−全社で使うことで雰囲気とか変わりましたか?

松本:ANDPADって言葉は社内で飛び交っていますよ。何かにつけてANDPAD、ANDPADって言ってるのはどうなのかなとは思うけど。(笑)

−ANDPAD導入以前はメールでのやりとり等が多かったですか?

松本:メールとかFAXとか。でも大体はFAXですよ。スマホは持っていてもパソコンを持っている職人さんはあまりいないんで。図面が送れないんですよ。

−郵便とか手渡しは?

山田:何社かいますよ。

そのような方がANDPADを利用するのはやっぱり厳しいですかね?

山田:スマホを持っていさえすれば大丈夫ですね。チャットアプリぐらいを使いこなしていてくれれば使えてます。

松本:みんな徐々にタブレットを持ち始めてますよ。図面見るのはでかい方がいいって言って。ANDPADに合わせたという人もいますね。結局FAXだと小さい字って潰れちゃうじゃないですか?でもPDFだといくらでも拡大できる。それがやっぱり細かい箇所まで見たい人にはいいみたいで。

−図面は画面が大きい方がわかりやすいですもんね。

松本:それでもやっぱり今までFAXで字が潰れていたものを、スマホで拡大して見られるっていうのはいいですよ。ANDPADを導入してから今まで一度も職人さんからクレームはないですからね。

−最初は食わず嫌いの職人さんでも使ってみたら味を占めるということですね。システムのイメージを覆せて、有り難いです。社内のみなさんはいかがでしたか?

山田:社内も最初は食わず嫌いでしたよ。やっぱりこの業界は元々保守的なんで、変化に抵抗感をすごい強く感じるんですよね。

−それは仕方がない面もありますよね。どの業界よりも現場が強いというか、現場ありきですから。モノを実際に作るのだから、本当に使いやすいツールじゃないと、使う意味がないように思うんですよね。

松本:そう、いずれにしても、絶対に現場の作業はゼロにはならないからね。そうするとやっぱり職人さんの手が大事になるし、職人さんの意見が強くなるんですよね。そこを上手く説得するなり話し合ってやっていかないといけない。なので大手を振ってパッ!っとやるのは難しいけど、今回みたいに現場の職人が「こんな便利なのがあるよ」って言って一人でも 使ってくれると説得力があっていいんですよね。やっぱり仲間から言われると周りの職人も耳を貸してくれるんで。こうなると非常にありがたいですよね。それをうちの業者はやってくれたので、社員が逆についていけなかったんですよ。(笑)

−でも、社員さんも今は段々と慣れてきているんじゃないんですか?

松本:工事監督は特に使ってますね。1日に何回もANDPADを使っています。多分もうないと無理ですね。

“パソコンのスキルがない人でも使ってくれるのが嬉しい”

−他に今後使ってみたい機能 等ありますか?

山田:会社から一斉告知する機能がありますよね?あれは今後使っていきたいなと思っています。履歴にも残りますしね。

松本:そうね、今色んな注意喚起とかを送る時って、100社以上に事務の子がFAXするんですよ。今のとこ全部FAX。だけど1社か2社はFAXすらない。さらにその中でパソコンでメールを受け取ってもらえるのは20社ぐらいかな。その人達全員がANDPADを使ってくれたら色んな事が楽になるんだけど、なかなかそれはね。(笑)ただ本当に職人が「便利だよ便利だよ」ってずっと言っていれば、どんどん広がっていくと思っています。

−さらに便利になるよう開発改善してまいります!話がかなり戻ってしまうんですが、色々な製品がある中で導入の決め手は何でしたか?

松本:汎用性と発展性ですね。他にも色々なアプリがあるんですけど、一つのことしかできない。うちなりにカスタマイズしようと思ってもできることが非常に少ない。それ以上のカスタマイズとなると開発費用が何百万・何千万とかかる。そういうのはちょっと違う。当時はANDPADがスタートしたばかりだったので不安もあったんですが、うちが提案した要望がどんどん反映されるし、工事に関わる機能は全部搭載されていた。こんな体制があるならOKだなと思ったんです。

−常に御社からのご要望はストックさせていただいています。御社の場合は本当に実務上ちょっと気になるような細かな使い勝手のところまでご指摘いただけるので本当にありがたいです。

松本:さっきの話に戻るけど、ちっちゃな無駄ってあるじゃないですか?それがやっぱり使い勝手なんですよね。ボタンを3回押していたところをボタン1回にしたら、すごい時間が短くなる。そういう細かいところで、時間は短縮されていく。

−なるほど。ちなみにそういった開発のご要望への対応含め、現在ご利用されていて弊社の対応はいかがですか?営業とかカスタマーサポートの面など。

山田:それはもう、早くて満足していますよ。お世辞とかではなく。(笑)

−ありがとうございます!カスタマーサポート部隊も強化したので、些細なことでも、 いつでもご連絡ください。最後の質問になりますが、ANDPADを導入して効率的になったなと思うところはありますか?

松本:効率的になったのはFAXとメールですね。数が減りました。あとは遠方の現場なんかは行かないっていうケースも聞きます。行かずに職人さんに写真撮ってもらって、それで現場をチェックするっていう。そういう話が耳に入るようになってきたのは嬉しいですね。

−電話ではなく、FAXとメールが減ったんですね。

松本:電話は減ってないですよ。別に電話は減らす必要ないと思うんだけど、やっぱりFAXだとか郵送しなきゃいけないとか、そういうのを減らすことが一番重要。今まで空中戦で話していたのが、今は図面を見ながら地上戦になったという感じだよね。今までだとFAX送っても現場にはFAXないから「帰ってじゃあ見るね」ってなって、すごいタイムラグが生じてたんですよね。それが「今ANDPADに上げたよ」って言って電話かけて、その場で図面とか写真を見ながら話ができてしまう。タイムラグがなくなるんだよね。一番はこちらから現場の人に図面を送れるのがいい。それもすぐに。(笑) ANDPADに上げればすぐに現場で見られる。

山田:それもパソコンのスキルがない人でも使ってくれるのが嬉しいですね。

−有り難いお言葉の数々、ありがとうございます。貴社にいただいた要望も続々と反映させているので、益々ご期待いただければうれしいです! 本日は長いお時間お話しいただいてありがとうございました!!

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