情報共有の平準化を推進し、高難易度化する業務にスピーディに対応

北陸ガス株式会社様

北陸ガス株式会社のご紹介

1913年の設立以来、100年以上にわたって、都市ガスという重要なライフラインを支えながら、新潟の発展とともに歩んできた、北陸ガス株式会社様。新潟市・長岡市・三条市・見附市・加茂市・田上町・柏崎市・刈羽村を供給エリアとし、約42万件のお客様のもとへ安定的に都市ガスを届けている。北陸ガス様は、海外から輸入されるLNG(液化天然ガス)だけではなく、新潟県内で産出された天然ガスを、パイプラインで直接お客様のもとへ供給。エネルギーの地産地消を実現している、国内でも稀有な都市ガス会社だ。
今回は、ANDPAD導入にあたって社内外の体制整備を行ってきた、北陸ガス 新潟支社 家庭用営業グループ 増井様に、導入の経緯や、今後の運用体制について伺った。

 

業務の高難易度化に伴い、営業担当・工事監督・職人の連絡体制の強化が課題に

増井様が所属する家庭用営業グループでは、戸建住宅やマンションにお住まいのお客様や、デベロッパー・ハウスメーカー・工務店に向けて、都市ガスの利用や各種ガス機器の提案を行っている。その中で、ANDPADを導入したのは、お客様件数が最も多い戸建住宅部門だ。新築物件への給湯器・ガス機器の設置工事をはじめ、既存設備の取替工事にも幅広く対応している部門である。近年都市ガスは、環境負荷の少ないクリーンエネルギーとして、注目度が上昇。都市ガスを活用して発電や給湯、暖房を行う設備が続々と登場しており、家庭用燃料電池「エネファーム」やガス式温水暖房システム工事も増えているという。

「扱う機器が多様化し、工事案件が増えるなど年々施工の難易度が上がっています。かつ、ハウスメーカー様やお客様から求められるレベルも高くなってきています。品質を保ちつつ、工事をスムーズに進めていくためには、協力会社さんや職人さんと、より綿密にやりとりをしなければなりません。そのために、『情報の共有化』『施工内容の担保』『工事情報の蓄積』、この3つの課題を解決するツールの導入を検討しました。」と、増井様は語る。
まず1つ目の課題、「情報の共有化」について伺った。

「お客様からいただいた情報を、現場の職人さんまで一気に共有できるツールが欲しいと常々感じていました。電話やメール、スマートフォンのコミュニケーションアプリで個別にやりとりをしていると、どうしても情報が伝わり切らなかったり、言った・言わないというトラブルが出てくるため、指示内容をデータに残したいと感じていました。私用と業務用を分けてコミュニケーションできるツールの必要性も感じていました。」

また、北陸ガス様が手がける温水暖房システム工事には、床暖房の配管など、竣工後に隠れてしまう部分がある。2つ目の「施工内容の担保」は、万が一トラブルやクレームが発生した時の備えとして、写真で記録を残すためだという。

「例えば、床暖房の配管後や、配管の漏れがないかをチェックする圧力検査の後に写真を撮影し、施工内容を記録したいと考えています。ゆくゆくは、より細かく状況をデータに残し、是正処置や課題の早期改善につなげたいと思います。」と、増井様。

では、3つ目の「工事情報の蓄積」には、どんな課題があるのだろうか。

「完成図面など、工事が完了した物件の膨大な情報の蓄積・閲覧ができる仕組みも必要でした。特定の情報を探し出すのがこれまで非常に大変でした。工事情報をスピーディーに閲覧できるツールを導入することで、お客様の要望にすぐに対応したいと考えました。」

この3つの課題を解決するために、ANDPADを検討、その理由について伺った。

「ANDPADを事前にリサーチした際に、機能についてはもちろんですが、西部ガスホールディングス株式会社様がANDPADを採用した事例を目にしました。都市ガスや電力会社など、ライフラインを扱う事業にも対応していることが分かり、当社でも活用できそうだと考えました。また、当社が取引をしている工務店様がすでにANDPADを導入しており、実際にメンバーとして参加し、利用している社員もいました。その社員や、すでにANDPADを利用している県内のガス事業者からもヒアリングを行いました。同業他社の事例や、実際の使用感を知れたことが、導入の後押しになりました。」


北陸ガス 新潟支社 家庭用営業グループ 増井様

社内向け・社外向けに説明会を実施、サポート体制も整備

2021年7月からANDPADの本格運用をはじめた、北陸ガス様。ITに詳しい増井様が一部の協力会社とともに、4月からデモ利用をスタートしながら、ANDPADで利用する機能を絞り込み、運用ルールを構築したという。
その後、新潟支社、長岡支社、柏崎支社、三条事務所の4拠点で、社員向けと協力会社向けの2回に分けて、講習会を実施。通常、ANDPAD担当者が講習会を進行するが、増井様はANDPAD担当者が用意した資料に調整を加え、自らレクチャーを行ったという。

「私が話す方がお互い顔も分かりますし、問い合わせもしやすいかと思って、自分で説明をしました。アプリを一緒にダウンロードし、写真のアップロードなどを一つひとつ実践してもらい、時間をかけてじっくり説明しました。」

北陸ガス様と一緒に施工を行う職人の平均年齢は、30代~50代が中心だ。スマートフォンの操作に比較的慣れている世代だが、ANDPAD導入に対する反応はどうだったのだろうか。

「スムーズにチャットを使いこなす人もいれば、スマートフォンの操作自体に苦手意識がある人もいました。抵抗感を持った職人さんには、お客様のニーズに対応するため、ANDPADの利用に協力してほしいと、自分からしっかり思いを伝えました。なかには、『社員全員で使いたいのでIDを増やしてほしい』という積極的な協力会社さんもいました。」と、増井様は語る。

情報共有の平準化を推進し、スピーディな現場対応・顧客対応を目指す

北陸ガス様では、現在社員約45名、協力会社約40名で、ANDPADを利用している。営業担当が工事を受注した時点でANDPADに案件を立ち上げ、現場住所などの情報を登録。給湯器取替工事であれば、既存設備の写真を撮影してANDPADにアップし、品番や現場の状況を工事担当に共有して、見積もり作成に入るフローとなっている。実際に利用を開始してから便利に感じている点を、増井様に伺った。

「まだ運用開始から間もないので費用対効果は分かりませんが、個人的には業務負担が軽くなり、楽になったと感じています。画像や図面をまとめてアップロードする時に、スマートフォンだけではなく、PCでも操作ができるのがいいですね。実際に現場へ行かなくても、職人さんが工事完了報告をタイムリーに上げてくれるので、私たちもお客様にスピーディーに報告ができるようになり、時間短縮が図れています。特に新潟県は、冬場に給湯器が凍結する案件が多くなるので、ANDPADを活用すれば、繁忙期を迎えてもスムーズに業務を進められそうです。今後は、報告書や写真台帳の作成にも活用したいと考えています。」

増井様は、協力会社にとっても、メリットを感じられる点が多くあると、活用への期待を寄せる。

「ANDPADに現場住所を登録すれば、マップが自動的に立ち上がるので、ナビとしても使えますし、施工に入る前の現場状況や必要な部材も写真を見れば分かります。また、現場での駐車NGの場所など、重要な注意事項も一斉に共有できるようになったので、これからより精密な仕事ができると思います。」

増井様は、ANDPADの推進担当者として、社内の利用状況も確認、修正依頼を行ったり、質問や相談にも随時対応しているという。

「ANDPADの利用頻度や、それぞれの得手不得手を確認しながら、1年程度かけて全員をフォローしていきたいと考えています。多くの職人さんに使っていただき、他部署にも情報共有していきたいです。」と、意気込みを語った。
ANDPADの活用にあたって、手厚いバックアップ体制を整えている増井様。社員や職人の方々の声は、ANDPADにもどんどんフィードバックしていくとのことだ。北陸ガス様の今後の取り組みに、引き続き注目していきたい。

お気軽にお問い合わせください!

お電話でのお問い合わせ

03-6831-4551