スマート施工を目指してIT化を促進、誰もがやりがいを感じる働き方を推進

コマニー株式会社様

コマニー株式会社様のご紹介

北海道から沖縄まで全国に営業所を展開し、国内だけでなく東南アジアにまで拠点をもつコマニー株式会社は、パーティション(間仕切り)の専業メーカーである。
業界のリーディングカンパニーとして、オフィスだけでなく工場、医療・福祉施設、学校、空港や駅など様々な場所において居心地の良い空間づくりを手掛ける。

コマニー株式会社は「すべての人が光り輝く人生を送るために、より良く働き、より良く学び、より良く生きるための持続可能な環境づくり、人づくりに貢献する」を使命とし、2018年4月よりSDGsに積極的に取り組んでいる。SDGsとは、国連加盟国193ヶ国が全会一致で決めた持続可能な開発目標のことで、2030年のあるべき姿を表している。
コマニー株式会社では、このSDGsと会社の理念や方針を融合させた、独自のビジネスモデルである「コマニーSDGs∞(メビウス)モデル」を構築している。
その他にも持続可能な社会を築くための経営方針として「サステナビリティ方針」を設定するなど、企業として社会に対してどのような貢献ができるか常に挑戦し続ける企業である。

今回は、ANDPAD導入を推進している施工技術本部より、本部長である松下様、施工企画課責任者の向川様、推進担当の鶴竹様のお三方に、導入の経緯と運用推進における工夫などをお伺いした。

スマート施工を実践する上で施工のIT化(ANDPADの導入)が必要だった

コマニー株式会社では、『コマニースマート施工』とよばれる独自の取り組みを推進している。これは施工を完璧にやり遂げることでお客様に感動と信頼をいただくと同時に施工技術者たちが誇りとやりがいを感じられることを目指した取り組みである。

しかし、スマート施工を実現するには、当時の現場情報の連携では課題があったという。
「営業・工務がお客様と事前に打合せした現場工事内容が施工技術者に正しく伝わっておらず、事前の情報とは違う状態になっていて確認・手戻りが発生するなど、予定通りに工事が進まないことがあり、お客様に満足いただけるサービスを提供できないという危機感を感じていました。」と向川様。

また、 実際に施工現場を見ている鶴竹様は、当時行っていた紙ベースの情報のやり取りに対して懸念を持たれていたという。
「以前は営業から工務、そして施工技術者へと紙ベースで引き継いでいました。その際に文字や図面・絵だけでは伝えにくい部分は、現場の写真を複数枚撮影して1枚の資料にまとめていましたが、その資料を作成するのにも非常に時間がかかり、作業負荷を高めていました。また、紙ベースの情報共有だと、お客様の希望内容に変更があった場合にも素早く対応できず、変更が正しく伝わらないなど正確に情報共有できない不便さがありましたね。」

全社を挙げて掲げている『コマニースマート施工』を実現させるためには現場情報連携の課題を乗り越えなければならなかったと松下様は語る。
「スマート施工を実現するためには関係者全員がタイムリーに現場情報を共有することが必要不可欠であり、そのために、現場情報のIT化をより速く進めていく必要があると感じていました。」

そんな中、とある展示会で出会ったのがANDPADだったという。
「様々な施工管理のツールを見てきましたが、ANDPADには我々が抱えていた課題に1番マッチした機能があると感じました。私たちが施工管理ツールに求めていたのは大きくは3点。まずは現場情報を施工技術者にスピーディーにかつ正確に伝えられること。2つ目は社内社外問わず案件に関わる全ての関係者にリアルタイムで現場情報を共有し瞬時での課題解決が可能になること。結果、この改善が施工現場の働き方改革に繋がること。他社のツールなども検討してみましたが、結果的にこの要求を実現できる機能を備えていると感じたのはANDPADでした。」と松下様は語った。

エリアごとに独自の運用体制を敷いた

現場の運用推進を任されている鶴竹様は、導入が決まる段階ではANDPAD導入に対する抵抗感もあったという。
「新しいことを始めるには誰でも抵抗があります。実際、今のままで何がいけないのか、なぜ変えなければいけないのかという声は上がっていました。こうした中で一番大切にしていたのは、ANDPADを入れることによって現場にどのようなメリットがあるのかということを正しく伝えること。とにかく一度使ってみる事。慣れれば簡単ですし、現場にとってメリットがあるということを意識的に伝えてきました。」と語った。

また、向川様も同様に現場での浸透については懸念があったものの、現在はコロナ禍の影響もありWeb会議を使用するなど、ANDPADを含め現場のデジタル活用が必要不可欠であるという。
「当社だけでなく建設業界全体にいえることですが、施工技術者の高齢化が進んでいます。そうなると、デジタル機器にとっつきにくいと感じる方も一定数いらっしゃいます。なので、導入当初はどうしても抵抗を感じている方もいました。しかし、実際に触ってみると意外と簡単だねという声も上がっています。」

全国に営業所を展開しているコマニー株式会社では、全営業所で一斉にANDPADを導入するのではなく、一部の営業所から段階的に導入を進めていったという。
「導入前に推進部門でベースとなる運用フローを作成して展開しました。しかし、必ずしもそれに従う必要はなく、各営業所が実際に使ってみて営業所の運用担当者が自分たちの営業所内でより最適な形に運用フローを調整しながら導入を進めています。」と鶴竹様。

営業所ごとに段階的に導入することで、それぞれの営業所で自発的に最適な運用方法を構築しているという。
「例えば、大阪営業所では現場写真を共有するだけでなく、現場での注意事項の案内にもANDPADを利用しています。現場に材料を搬入するときに使用不可のエレベータがあるなどの材料搬入時の注意点を、写真で共有することができるので、とても便利だといっていました。」と鶴竹様。
工事を行う上でのルールなど、口頭で伝達するとどうしても間違いが起きてしまうが、写真機能を使えば、目で見て実際の現場を確認できるので、コミュニケーションミスのリスクを格段に減らすことができているという。

エリア別に利用推進しているなかで、現在特にうまく運用が進んでいるのが札幌営業所だそうだ。
「ANDPADを導入するにあたって、事前に展開したフローではお客様から受注したのちに案件を登録するようにしていたのですが、札幌営業所では受注前からANDPADを使うようにしています。事前に現場の写真を共有し、その現場に適した一番無駄のない施工プランを協力業者と事前に相談しておくことができるので、お客様から受注し施工が始まったときには、既に業者さんと十分なコミュニケーションが取れており、余計な資材を発注することなく無駄なく工事を進められるようになったと聞いています。また、北海道全域を担当している営業所なので、アプリで情報を共有することで無駄な移動も削減できています。」と鶴竹様。

こうした動きに対して、施工技術部本部長である松下様は期待を寄せている。
「今後、札幌営業所のような使い方を全国で推進していければ、情報が一元管理されて効率化(働き方)が更に進み、利益など目に見える形で効果が出ると実感しています。」

松下様(左上)向川様(右上)鶴竹様(下)

将来的には全ての業務をITテクノロジーで完結する

ANDPADの活用は、現場の効率化だけではなくお客様の安心感の醸成にもつながっているという。
「最近は、お客様からも、ITを活用した施工現場の取り組みを評価され安心して工事ができますね。という声をいただいています。お客様に安心と信頼を感じて頂けることは非常に嬉しいことですね。」と向川様。

現場からの声として、特に便利だと挙がっている機能は、写真・資料共有やチャット、地図機能だという。
「地図機能は、現場近くのコンビニや駐車場が簡単にわかるので便利だという声がありますね。チャット機能はまだ完全に活用しきれているとは言い切れませんが、案件ごとにチャットグループができるので、よりスムーズに社内社外とも連絡がとれていると思います。工事中に施工技術者に変更を伝える場合でも、案件のチャットに入力すれば全員に伝わるので面倒な手間が削減されています。」と語る鶴竹様。

また、案件に関わる人たちのチームワーク醸成にも一役買っていると鶴竹様は語る。
「1つの案件に対し、多いときは数十名の社員や施工技術者が関わってきますが、今まではそれぞれが独立して仕事を行っていて、自分たちの仕事が完了したら次の部署に受け渡すという形で、各部署間の繋がりが感じられませんでした。しかし、今は関わる案件がANDPAD上で最初から最後まで見届けることができているので、チームとして1つの案件をやり遂げているという感覚があります。こうした温かみのある仕事ができるようになってきていて、とても良いなと感じています。」

今後、ANDPADに期待していることとして松下様は施工情報の一元化は勿論のこと、あらゆる物件関係者が情報を共有化できることで施工の働き方改革を実現したい。そのためには更にANDPADの活用を高め、ソフト面とハード面を進化させていく必要がある。と語った。「今は完工時の承認作業など紙ベースで実施しており、一連の流れ全てがIT化出来ているわけではありません。札幌営業所が受注前からANDPADを使っているように、物件一連の流れを管理することができれば、私たちの理想であるスマート施工の実現にさらに近づいていくと考えています。」

「施工に関わる全ての業務をタブレット端末で完結したい」という想い。特にいま、全国でテレワークやリモートワークが必要とされている中、情報をクラウド上で一元管理することは強みとなる。だからこそこうした想いが強いのではないだろうか。
「コロナ禍においても、ANDPADを積極的に活用できていた営業所は、情報がスムーズにリモートワークに移行できていました。一方で、まだANDPADの活用が進んでいない営業所もあって、そういったところではもう少し早く活用できていれば、より抵抗なくリモートワークに移行できたかなと思うと悔しいですね。」と鶴竹様は語った。

コマニー株式会社のように全国規模の会社では、社員や施工技術者の人数も多く、それだけに新しいものを導入させることはとても難しい。しかし、そんな中でも利用を推進していく秘訣は『使いたい営業所には最優先で導入する』、『課題をANDPADと共有し、早期に解決することでベストな運用方法を見つける』ということにあったようだ。

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