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経理情報と現場情報を一元管理、デジタル化に取り組み品質向上に注力

オールハウス株式会社 様

従業員規模 51〜100名
利用機能
課題
  • 他社の現場管理アプリと業務管理システムを別々に導入。しかし、一気通貫での管理ができなかった
効果
  • 見積り作成から工事の進捗まで一気通貫で管理でき、無駄な業務を削減
  • 発注・請求書がオンラインで完結し、ペーパーレス化を実現
  • 出先でも端末から発注ができ、業務スピードが格段にスピードアップ

オールハウス株式会社のご紹介

広島県安芸郡府中町に根ざし、不動産賃貸・不動産管理・不動産売買・注文住宅建築・リフォームなど、住まいに関するすべての領域にワンストップで対応しているオールハウス様。「未来のくらし 楽しく シンプルに」を企業理念に掲げ、地域の人たちが笑顔になれる住まいづくり・まちづくりを追求している、地域密着の総合不動産会社である。
注文住宅領域においては、「つくり手の温度を感じる家」をテーマに、お客様が住んでからも満足し続けられる家づくりを追求。デザイン性・機能性・耐震性はもちろんのこと、厳選した自然素材にこだわり、体にやさしい安心・安全な住まいを提案している。また、リノベーション・リフォーム領域では、マンションのみならず、戸建住宅のリノベーションにも注力。新築同様に自然素材を使用しながら、心地いい住まいづくりを目指す「コダリノ」ブランドを展開し、お客様の多様なニーズに応えている。
オールハウス様には、「ANDPAD施工管理」に加え、顧客管理や入金管理、原価管理機能もカバーする「ANDPAD引合粗利管理」も一緒に導入いただいている。今回は、常務取締役 今村 進吾 様(写真左)、建築事業部 次長 上川 直也 様(写真右)に、ANDPAD導入のきっかけや利用状況、導入後の変化について伺った。

 

施工管理と一貫したシステムで経理情報も管理したい

オールハウス様は、財務管理・コンサルティング事業を手がける不動産会社として、1976年に創業。当時は建築部門がなく、住宅販売にともなう施工は、外部の工務店に依頼をしていた。しかし、創業者である先代社長が、管理が行き届かない状況に危機感を覚え、約25年前に建築部門を新設し、建築・賃貸・売買の3部門へと事業転換を図ったという。

「建築事業を開始した当時は、シックハウス症候群が問題になりはじめた時代でした。創業以来、『困っている人を助けたい』という思いで事業に取り組んできた先代社長は、問題解決に向けて、自然素材にこだわった家づくりに取り組み始めました。現在は、無垢材や漆喰に加え、化学物質を含まない塗料やでんぷんのりも使用して家づくりを行っています。そのほか、自社で建材の開発を行ったり、引渡し前に室内空気測定を行ったりと、お子様から年配の方まで、すべての人が安心して暮らせるように、細部まで気を配っています。現在は、モデルハウスなどにより、地域での認知度も高まっています。」と、今村様。

『困っている人を助けたい』という思いは、オールハウス様の注文住宅やリフォーム・リノベーションの基本思想となっている。この思いが、ANDPAD導入にもつながったと、今村様は語る。

「住まいは一生で一番高い買い物だからこそ、私たちは常に、お客様のために何ができるかを考えています。しかし、業務の非効率さは課題であり、残業も増えてしまっていました。しかし、お客様のためにベストな提案・ベストな家づくりをするために、クリエイティブな施工時間を省くことはできませんので、移動時間や事務作業の手間をなくすしかないと考えました。」

当時、オールハウス様は、すでに現場管理アプリと、見積り作成や顧客管理を行う業務管理システムを別々に導入済みであったが、請求や入金といった経理面まで一気通貫で管理できないことが課題で、悩んでいた時に、ANDPADに出会ったという。

「現場情報と経理情報を一元管理したいと常々思っていたのですが、当時利用していた現場管理アプリには、経理とひもづける機能がついていませんでした。操作や機能に使いづらさも感じていたので、ほかにも良いシステムがないか、色々リサーチをしていたんです。そんな時に展示会でANDPADに出会い、興味を持ちました。」

また、今村様は、オールハウス様の企業理念と、アンドパッドに共通した姿勢を感じたとも語る。

「アンドパッド担当者には、私たちの困り事を把握した上で、何とか解決しようとする意気込みが感じられました。できる・できないは別として、当社の要望を開発部門へつなげてくれたりと、お互いに進化していこうとする姿勢に共感しました。元々システムに強い会社という印象もありましたし、今後も伸びしろがあると感じたので、2018年からANDPADでの現場と経理の一元管理にシフトしました。」

案件ごとに30枚以上あった紙のやり取りの電子化に取り組む

現在、オールハウス様は、広島市・広島県安芸郡府中町を中心とする1時間圏内のエリアで、年間30~40棟ほど注文住宅を建築。以前は、施工管理アプリと業務管理システムをそれぞれ利用していたが、ANDPAD導入はスムーズに進んだのだろうか。

「注文住宅部門は、以前利用していたシステムがようやく浸透した頃だったので、『やっと慣れてきたのに、また新しいことが始まるのか』と反発もありました。ANDPADでの、工程管理の見やすさや、経理との一元管理ができるメリットを、社内外にしっかりと伝えるようにしましたね。システムの一元化による経費削減のシミュレーションも行い、納得してもらいながら浸透を図りました。」と今村様。

その後、注文住宅部門では、ANDPADへの切り替えが進行。今では案件発生から引き渡し・入金まで、ANDPADで一元管理をされているという。現在の運用フローについて、上川様に伺った。

「当社の注文住宅部門では、設計士が直接お客様からご要望をお伺いします。お客様からの問い合わせを受け、打ち合わせを行う段階で、まずANDPAD引合粗利管理に顧客情報を登録しています。その後、見積りを作成し、受注になったら契約へステータスを変え、ANDPAD施工管理に移り、資材発注や工程管理を進めていくフローになっています。」

ANDPAD導入後に、利便性を感じている点も伺った。

「見積り作成から工事の進捗まで一貫して管理できるようになり、無駄な業務の削減が進みました。ほとんどの協力会社さんがANDPADに参加しているので、発注書や請求書のやりとりもすべてオンラインで完結し、ペーパーレスになっています。ひとつの案件で30枚以上やりとりしていた書類がなくなり、FAXを使う業者さんはほぼいなくなりました。出先でも端末から発注ができるので、業務スピードが格段に早くなりましたね。」と上川様。

以前の発注業務は、オールハウス様独自の発注書を協力会社へ送り、協力会社が捺印して送り返す流れだったという。上長として書類を確認し、捺印していた今村様は、「時代錯誤だと感じていた面倒な作業がなくなった」と笑顔だ。また、経理スタッフの負担も減ってきていると、今村様は推察する。

「今まで色々なシステムの履歴や通帳を突き合わせて、発注や請求、入金を確認していたのが、ANDPADひとつで確認できるメリットを感じています。これまでは紙の管理で、あちこちに点在している情報を探し出すストレスは、解消できたでしょう。」

現場情報と経理情報をANDPADで一元管理、今後はアフター管理にも活用

オールハウス様では、現在活用いただいている注文住宅領域に加え、リノベーション・リフォーム領域でも、ANDPADの活用を進めていく構想を描いている。今後の取り組みについて、今村様に展望を伺った。

「リノベーション・リフォーム領域でも、工程管理機能を利用し、イレギュラーなケースや工期遅れにスピーディに対応できるようになってきました。今後は順次利用できる範囲を広げて、アフター管理にも活用していきたいと考えています。労働時間の問題を含め、現場の力で乗り切るといった、今までの管理方法はもう通用しない時代が来ています。当社もANDPADを100点に近いレベルで活用することで、スマートに働ける環境をつくり、新たな人材の採用や協力会社の働き方にも、良い影響を与えていきたいです。ITの力で業務の無駄を省いていくアンドパッドの成長に、今後も期待しています。」

第二創業期を迎え、テクノロジーによる業務効率化をさらに加速させているオールハウス様。変化を恐れず、お客様のために新たな挑戦を続けるオールハウス様の取り組みに、引き続き注目していきたい。

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